
目次
2025年2月 | 派遣会社 厳選3社


サクッと読める!ポイントまとめ
◆正社員を辞めると、収入と社会的な信用面でデメリットがあることは覚えておくべき
◆2018年から副業が解禁され、これまで「趣味」であったことが「仕事」になる可能性も
◆安定した給与収入を得ながら、好きなこと・やりたいことを副業にする
◆自分のスタイルに合った勤務条件を選べる「派遣社員」は、副業をもつのに最適な働き方
正社員が”最高の働き方”だったのは過去の話?正社員を辞めたい人もいる
長い間、日本には働き方として非正規雇用よりも正規雇用、つまり正社員の方が望ましいと考える風潮がありました。
実際に現代でも、正社員になりたくてもなれないという人は多くいます。
しかし一方で、正社員でありながら今の働き方をやめたい・変えたいと思う人も増え始めています。
ワークライフバランスという言葉に代表されるように、自分の生活を大切にするという考え方に加え、昨今のコロナ禍による先行きの不透明感から、正社員として働くことに魅力を感じづらくなっていることが理由です。
今回は、その詳しい状況と正社員を辞めることのデメリット、そして辞めた場合にどのような働き方があるのかについて見ていきましょう。
正社員を辞めたい3つの理由
正社員を辞めたいと思うのには主に次の3つの理由があるようです。
正社員を辞めたい主な理由
・本当にしたいことは別にあり、仕事にやりがいを感じない
・会社の状況があやうく、正社員であっても安定を感じなくなってきた
サービス残業が多い
業務量が多かったり、目標を達成するためなどの事情から、仕事が本来の労働時間外に及ぶことは珍しくありません。
それが一時的な「頑張りどころ」という場面であれば仕方のない部分もありますが、残業が慢性化しているというのはやはり問題です。
正社員の場合はさらに、それが無給の残業、いわゆる「サービス残業」であることも、残念ながらよくある話なのです。
近年では過度の残業が問題視されるようになってきましたが、個々の企業レベルでは対応が不十分なところも多いのが実情です。
そのために、本来なら退社後に持てるはずのプライベートの時間が削られ、休日も疲れをとるので精一杯、ひどい場合には休日出勤を強いられるケースさえあります。
これでは「時給換算するといくらだろうと考えると仕事へのモチベーションが下がる」というのも、無理のないことかもしれません。
本当にしたいことは別にあり、仕事にやりがいを感じない
仕事は生きていくための糧として必須のものであり、自分の好きなこと・打ち込みたいことは趣味として余暇の時間に楽しむというのが、これまでの一般的なスタイルでした。
しかしワークライフバランスが叫ばれ、自分の暮らしを見つめ直す中で、一日の大半を過ごす勤務先で我慢をして働くということに疑問を感じている人もいます。
この傾向はコロナ禍により加速しているようで、内閣府が2020年6月に行った「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」では、
という質問に対し、50%の人が「生活を重視するように変化」と回答しています。
正社員であっても安定を感じなくなってきた
将来にわたる安定性に魅力を感じ、正社員という働き方を選んだ人は多いでしょう。
しかし、コロナ禍を含む昨今の情勢から、多くの企業は苦境に立たされています。
会社自体が危うくなってしまっては、正社員といえども安心してはいられません。
むしろ、正社員で働き続けるにつれて責任が重くなっていくことや、人間関係のしがらみが増えていくことなどから「”会社に依存した働き方”に限界を感じ始めている」という声も聞かれます。
正社員を辞めるデメリット
以上のような理由から「正社員を辞めたい」という人は増えていますが、そうはいっても、後先を考えずに正社員を辞めることは得策とはいえません。
どのような働き方でもメリットとデメリットはあり、正社員を辞めることの大きなデメリットは、やはり収入面でしょう。
安定性が保障されなくなってきてはいるものの、給与の額面を見るならば、やはり他の働き方に比べ正社員の方が優っているのは事実です。
生活していく上でお金は欠かせませんから、この点はしっかりと考える必要があります。
また、世の中的に信用度が高いのも正社員です。
正社員かそうでないかということが、住宅ローンを組む時などに影響が出る可能性があることも覚えておきましょう。
そして何事も、やめた後に良かった面が見えるというのはよくあることです。
正社員という働き方を辞めた後に「会社という組織があってこそ大きなプロジェクトができた」「正社員の福利厚生はやはりありがたかった」など、辞めたことを後悔する可能性ももちろんあります。
しかし、正社員から正社員という転職に比べ、非正規雇用から正社員、まして一度正社員を辞めた後という状況では再び企業に採用されるハードルはかなり高くなってしまいます。
採用する側が"一度辞めている人間はまた簡単に辞めてしまうかもしれない"と考える可能性があるためです。
人生に予定外はつきものなので、考えすぎるよりも臨機応変に行動していく姿勢も大切ですが、正社員を辞めたいと思ったときにはメリットとデメリットを天秤にかけ、よく考えることをおすすめします。
副業解禁にともない、新しい働き方が広がっている
2018年、政府は働き方改革の一環として「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成しました。
この中で、従来のモデル就業規則にあった副業禁止に関する規定が削除されたため、2018年は「副業解禁元年」と呼ばれるようになりました。
これに伴い多くの企業で副業が認められ、働き方に変化が出てきています。
仕事を複数持つことによって、会社に属する中で起こりうるリスクを分散できるようになり、また仕事の種類自体も幅が広がり始めています。
ハンドメイド品の販売やYou Tubeでの発信など、従来では「これだけでは生活が成り立たない」という理由からあくまでも「趣味」であったカテゴリが、「副業」という方法でチャレンジしやすくなっているのです。
さらに、副業として始めた仕事で才能を開花させ、好きなことを本業にするという夢を叶えている人も実際にいます。
「安定した給与収入」と「好きなこと」の二本立てという働き方
副業解禁による働き方の変化は、自分のワークライフバランスを見つめ直し、働くストレスを減らしつつ新しいことにチャレンジできる可能性を秘めています。
ただし、「気に入らない会社を辞め、好きなことだけをして暮らしていける」という考え方の飛躍が危険なのは言うまでもありません。
もちろん、最終的にそうなれば理想的ですが、最初は地に足をつけてスタートするべきです。
一定の給与収入は維持した上で新しい可能性を開拓していくのが順当でしょう。
この場合、給与収入を得る柱はもちろん必要ですが、それが正社員である必要性は低くなります。
副業との時間や労力のバランスを考え優先順位を整理すれば、正社員という働き方に求めてきた安定性や、社内でのキャリアアップへのこだわりを手放してみるのも1つの方法と言えるのではないでしょうか。
派遣社員として働きながら好きなことを副業にする
このような働き方を目指すとき、給与収入を得る方法としておすすめなのが派遣社員です。
派遣であれば自分の望む条件から仕事を選べるので、副業に力を入れたいのであれば「残業ナシ」などを指定することで、副業にあてる時間を確保することができます。
また、仮に副業でPCを使うのであれば、派遣の仕事でもOA事務など常にPCに触る業務を選ぶことで、スキルが上がっていくことも期待できます。
副業でのPC作業と同じことをするわけではなくても、間接的につながってくる部分はあるものと思われますし、やはり日頃からPCを触っていることで、tips(ちょっとしたコツやノウハウ)が蓄積されていくことは間違いないでしょう。
逆に「副業でPCに向かっているから、派遣では接客など人と関わる仕事」というのも1つの考え方です。
生活にメリハリがつきますし、立ち仕事による腰痛やPC画面の見すぎによる眼精疲労など、偏った体の使い方による不調を予防することができ、健康面でも役に立ちます。
正社員を辞めるのならば、理想のライフスタイルをしっかりとイメージすることが大切
働き方の多様化した現代、選択肢が広がってきたのは素晴らしいことです。
一方で、ハードルが下がっているゆえに、一時的な会社への不満や「仕事を辞めれば楽になる」という考えから安易に退職に流れる傾向もあり、それはやはり考えものです。
正社員を辞めたいと思ったときには、単に辞めたいというだけではなく、その先にどのような暮らし方、働き方をしたいのかということをよく考えましょう。
その上で、例えば副業との両立や自分の趣味の充実などを求めるのであれば、生活を支えるための収入を得る手段として、派遣社員は最適な働き方の1つであるといえます。
まずは、理想のライフスタイルをイメージし、そのために仕事に求める条件を整理してみてはいかがでしょうか。
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