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2024年10月 | 派遣会社 厳選3社
派遣の仕事が決まらないなら、まずは原因を考えよう
派遣の仕事がなかなか決まらない場合、最初に行うべきは原因の特定です。
まずは、一般的に考えられる主な理由を紹介していくので、自分に当てはまる点がないかを確認していきましょう。
派遣会社に原因がある場合
派遣の仕事がなかなか決まらないと自分自身に原因があるのだと思いがちですが、実際には派遣会社に原因がある場合も少なくありません。
たとえば、<担当者が積極的に紹介先を探していない>ケースがあります。
担当者の営業能力ややる気によって仕事が左右されてしまうパターンですね。
この場合はたとえ本人が素晴らしい人材だったとしても就職するのは困難です。
明らかに担当者にやる気が見られなかったり、自分との相性の悪さを感じるようでしたら、担当を変えてもらうことを遠慮なく申し出ましょう。
ただし、担当者単位の問題でなく、<派遣会社に紹介できる仕事がない>というのも、規模が小さくて取引先も少ない会社ではよくある話です。
さらに、<紹介できる仕事自体はあるものの、本人が希望する職種に関しては取り扱っていない>といったケースもあります。
一般的に大手の派遣会社なら、紹介できる職種も豊富なのですが、中小の派遣会社の場合は取り扱っている職種も限られています。
その職種が自分の希望とマッチしていれば問題はありませんが、そうでなければ、いつまでたっても仕事を紹介してもらえないといった事態に陥ってしまいます。
このように、派遣会社の選択を間違えて、仕事が決まらないというのは実際によくあるパターンです。
仕事がないこと自体は派遣会社側の問題ですが、その派遣会社が自分に合っているかということは、しっかりと見極めましょう。
自分に合った派遣会社を見つけたいならこちらの記事がおすすめです。
自分自身が原因となる場合
一方で、やはり自分自身に問題がある例もあります。
まず多いのは<条件が多すぎる>ケースです。
派遣の仕事を探す場合、理想を追い求めるあまり、あれもこれもと条件をつけたがる人がいます。
しかし、条件が多いとそのすべてに当てはまる求人は少なくなってしまうので、必然的に仕事が決まりにくくなります。
また、以前の仕事が魅力的だった場合、次の仕事でも同じ条件をすべて求めたくなることもあるかもしれません。
しかし仕事との出会いは一期一会です。
「特別に良かったケース」に固執することで、得られるはずの仕事まで逃してしまうのはもったいないことですね。
<人気の高い求人ばかりにエントリーする>人も同様に、仕事は決まりにくくなります。
人気が高いというのは、たとえば、「事務職で時給1800円、交通費支給、土日祝日休み」などといった好条件の求人です。
このように魅力的な求人は応募が殺到し、倍率はおそろしく高くなってしまいます。
多くの応募者の中には、自分よりスキルや経験値の高い人も珍しくないでしょう。
その中で、派遣会社内の選考を通り仕事を紹介してもらうのが簡単でないことは、容易に想像がつきます。
人気の求人に応募すること自体は悪くありませんが、条件を譲歩せず他の求人には見向きもしないというのでは、何度応募し続けても仕事が決まらないといったことにもなりかねません。
さらに、倍率がそれほど高くなくても、<希望する職種に対してスキルやキャリアが十分でない>場合には、選考を通過する確率は低くなります。
派遣会社として、企業側のニーズに合っていない人材を紹介するわけにはいきませんから、当然と言えば当然ですね。
それ以外にも、選考で落とされる可能性が高いのが「転職回数が多い」「派遣会社での面接時の対応がよくなかった」「過去に派遣会社や派遣先とトラブルを起こしたことがある」といった条件に当てはまる人です。
特に、過去にトラブルを起こした人は、また同じことを繰り返すのではないかと警戒され、派遣会社側も仕事を紹介したがらなくなります。
「年齢×スキル」で自分の立ち位置を客観視しよう
就業先が決まらない期間が長くなってくると誰でも焦りが出てくるものですが、そういう時こそ一度立ち止まって、今の自分がどういう状況かを見つめ直してみてください。
「そんなことをしている時間はない!」と思われるかもしれませんが、自分にどのようなキャリアがあり、何がセールスポイントになりうるか、逆に何が足りないかを考えることは、仕事を探すうえで結果的に近道になるかもしれません。
例えば「年齢×スキル」というのが1つの切り口として考えられます。
派遣社員と一括りに言っても、求められるものは仕事によってさまざまです。
即戦力として期待されることが基本ではありますが、年齢と、今までに重ねたキャリアやスキルによって突破口が見えてくる可能性もあります。
仮に20代の人であれば、まだキャリアが浅いのは当然のことです。
在学中の専門や研修で磨いたスキルがあれば大きな強みになりますが、逆に「未経験OK」の仕事から幅広く探すのも良いでしょう。
この年代は、仕事そのものを通してスキルを身に着け、将来的なプランを練っていける時期でもあります。
30代は、これまでのキャリアを大きな武器にしたい時期です。
同一の業種・職種で働き続けてきたなら、その中で身に着けたスキルや専門知識がセールスポイントになるのではないでしょうか。
複数の職場を転々としてきた場合には、そのことが弱点になる可能性は認識しつつ「色々な職場の人とうまくやっていけるコミュニケーション力」をアピールする方法も考えられます。
40代・50代となると、応募できる求人自体が減ってくることは否定できません。
一方で専門スキルの高い人であれば、エキスパート的な立ち位置となる、高時給の仕事に出会える可能性もあります。
また、出産・育児でブランクのある主婦の人や、もともとは正社員だったけれど今後は派遣でと考えている人など、ここまで歩んできた道のりはさまざまでしょう。
派遣会社の面談の際にはそういったことも踏まえ、マッチする仕事や職場の雰囲気について相談できると良いですね。
派遣の仕事を見つけるための対策4選!
派遣の仕事というのは、派遣会社に登録さえしていれば自動的に決まっていくというものではありません。
たまたますぐに決まる場合もある一方で、いくら待っても連絡すらないといったケースも少なくないのです。
したがって、就業できる可能性を高めるためには、自分でも積極的に行動していく必要があります。
具体的にどのような対策があるのか、4つの方法を紹介していきます。
派遣の仕事を見つけるための4つの対策
・仕事に対する条件に優先順位をつける
・身だしなみや態度を整える
・仕事に役立つスキルを磨く
対策1:希望職種を扱う派遣会社へ登録する
派遣会社によって得意とする職種は異なります。
したがって、自分の希望に沿った仕事を見つけるには派遣会社の選択が非常に重要になってきます。
ある分野に関していくらスキルが高くても、登録した派遣会社が自分の希望する職種を扱っていなければ、条件とマッチする仕事はなかなか見つからないでしょう。
逆に、自分の希望にマッチした派遣会社を選ぶと仕事探しは一気に楽になります。
ちなみに、派遣会社の特徴は扱っている職種の違いだけではありません。
「労働条件がいい仕事が多い」「高い時給の仕事が多い」「就職活動中もしっかりフォローしてくれる」などといった具合にさまざまな特徴があるため、そういった情報を事前に調べておくと、安心して派遣会社を選ぶことができます。
また、複数の派遣会社に登録しておくことも有効です。
登録したのが1社だけだと、自分に合った派遣会社とはいっても、めぐりあわせが悪くてなかなか仕事が見つからないといったことも考えられるので、それを補うための対策です。
もちろん、複数の派遣会社に登録することで、よりたくさんの求人を紹介してもらえるというメリットも期待できます。
派遣会社名 | 求人数 | 事務の求人数 | 工場の求人数 | ITの求人数 | 営業の求人数 | 介護の求人数 | 保育の求人数 | 看護の求人数 | 紹介予定 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スタッフサービス | 131,447 | 13,944 | 9,083 | 22,922 | 2,249 | 49,181 | - | 17,592 | 6,860 |
テンプスタッフ | 24,301 | 12,608 | 2,960 | 4,918 | 2,648 | 29 | 46 | - | 3,105 |
PASONA(パソナ) | 6,598 | 2,915 | 164 | 835 | 451 | 1,161 | 163 | 291 | 881 |
Adecco(アデコ) | 4,905 | 2,430 | 361 | 1,160 | 693 | 10 | - | 10 | 995 |
リクルートスタッフィング | 3,899 | 1,971 | - | 1,650 | 605 | - | - | - | 657 |
ランスタッド | 3,280 | 2,390 | - | - | - | - | - | - | - |
対策2:仕事に対する条件に優先順位をつける
仕事を探す際には職種の他に、時給、労働条件、待遇などをチェックするはずです。
そのうえで、自分の希望する条件を満たすものをピックアップしていくわけですが、その条件が多すぎると応募できる仕事自体が少なくなってしまいます。
また、たとえすべての条件を満たす仕事があったとしても、そうした好条件の仕事は誰もが応募したいと思うものです。
競争率が高くなり、それだけ採用は狭き門となってしまうでしょう。
そもそも、条件のよい仕事は大抵の場合、高いスキルや豊富なキャリアが求められます。
「自分が仕事に求める条件」と「企業が派遣社員に求める条件」がマッチして、初めて仕事を紹介してもらえるのだということはしっかりと覚えておきましょう。
そこで、スムーズに仕事を探したいと思うのなら、条件に優先順位をつけることがおすすめです。
そうすることで、おそらく「全部大事」と思っていた条件の中にも、絶対に譲れないものと、それほどでもないものがあったことに気づくでしょう。
これは決して、何でもむやみに譲歩するということではありません。
こだわるべきところはこだわり、割り切るべきところは割り切ると整理することが大切です。
そうすれば、応募できる仕事の数も増えてきますし、採用される可能性もそれだけ高くなるはずです。
対策3:身だしなみや態度を整える
派遣会社で仕事を紹介してもらうには見た目の印象も大切です。
これは派遣に限らず社会人全般に言えることですが、だらしのない格好をしていると、それだけで仕事ができない印象を持たれてしまいます。
身だしなみのポイントは「清潔感」です。
特に、登録会などに出向く際には、清潔感のあるビジネスシーンに相応しい装いを選択できるかが重要になります。
とは言っても特別なことは必要ありません。
服装は華美でなくシンプルに、シワや汚れ、ボタン取れがないかのチェックなど、ごく普通のことを確実に行うようにしましょう。
同時に、髪型やメイク、バッグの持ち方や立ち姿なども、「清潔感があるか?」「好印象を持ってもらえるか?」と一度自分に問いかけてみてください。
派遣会社との関係は、仕事を仲介する側と紹介してもらう側という立場があるとはいえ、あくまでも人と人とのコミュニケーションです。
話をする相手には良い印象を持ってもらうことを意識しましょう。
そのためには、話し方も重要です。
派遣会社の担当者と話すときは、ハキハキと受け答えるようにしましょう。
相手の目を見て話すようにし、なるべく下を見ないようにすると効果的です。
また、派遣会社から就業先の紹介や職場見学(顔合わせ)・就業日の日程調整などの連絡が入ることがありますが、こういったときにはなるべく早く返答するのが賢明です。
なかなか返答がないと、次第に連絡が後回しにされてしまうものですし、「ルーズな人」という印象を持たれると、やはり派遣会社は企業に紹介したがらなくなるでしょう。
対策4:スキルを磨く
仕事を探す際に重要な鍵を握るのがスキルです。
スキルが高ければ、それだけ就ける仕事の幅も広がってきます。
もちろん、実務経験が伴っていれば理想的ですが、それがない場合は自分のスキルを徹底的に磨き込んでおくことが大切になってきます。
スキルの習得には、派遣会社の研修などを利用するのも一つの方法です。
派遣会社の研修はビジネスマナーから専門講座まで多彩なメニューが用意されており、中には無料で受講できるものもあります。
たとえば事務系の仕事を希望するのであれば、パソコンの基本操作やタッチタイピングを習得し、MOSの資格などを取得すれば就業にもかなり有利に働くはずです。
そして、スキルを身につけたなら、それをより魅力的に伝えるための自己PRの方法を考える必要があります。
さらに、ビジネススキルだけでなく、コミュニケーション力などの人間関係を構築するスキルを磨くのも効果的です。
派遣会社選びと自分磨きが大切!
派遣の仕事を探すうえで特に重要なポイントは、派遣会社選びと自分磨きです。
自分のスキルを高めればそれだけ仕事探しが有利になります。
仕事が決まらない期間にも、そういう時こそ時間が使えると考えて、積極的に行動していきたいものです。
そして、いくらスキルが高くても派遣会社の紹介できる求人が少なければ希望の仕事に就くことは困難です。
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