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2024年11月 | 派遣会社 厳選3社
派遣がクビにされやすい背景
そもそも派遣社員がどうしてクビの危機に脅えなければいけないのか、疑問に思う人もいるでしょう。派遣の現状を理解しておくと、職場での立場が見えてきます。
派遣社員は短期で柔軟に働ける
一般的に、派遣社員とは人材派遣会社と雇用関係を結んでいる人のことを指します。
派遣の仕組み図
そのうえで、派遣会社から紹介された職場で業務を行い、生計を立てています。
派遣社員が増加した背景には、企業側が「短期間や短時間で能力のある人に来てほしい」と願うようになった事情が挙げられます。
アルバイトよりもスキルがあり、正社員と違って長期雇用しなくていい派遣社員の需要は大きくなっています。
また、労働者側にも「ひとつの職場に留まりたくない」という思いを抱えた人が増えてきました。
企業側、労働者側の利害が一致している点で、派遣社員という働き方は浸透していったのです。
もちろん、派遣社員は正社員と比べて給与や待遇が劣る傾向にあります。
それでも、マイペースで柔軟な働き方ができるので、自ら派遣社員の道を選んでいる人も少なくないのです。
更新タイミングで契約を打ち切る「派遣切り」
メリットが多い一方で、派遣社員ならではのリスクとして「派遣切り」が挙げられます。
会社側の事情で派遣社員は契約を打ち切られることがあり、派遣切りとして恐れられています。
大前提として、会社は、正当な理由もなく派遣社員をクビにすることはできません。
その点は、正社員も派遣社員も同じです。
ただし、派遣社員をクビにした場合、会社は退職金を用意しなくていいのは事実です。
また、長期的に働いていることも多い正社員よりも、短期間での契約が多い派遣社員のほうが、クビにした後の会社にとってのダメージを抑えられます。
代役が見つかりやすいので、業務の引き継ぎもスムーズでしょう。
派遣でクビになる前兆はある?
派遣でクビになる場合、事前に知ることはできるのでしょうか。
契約解除前30日までには基本的に知ることができる
基本的には、解雇になる30日前までには、派遣先が解雇を希望しているということを知ることができます。
大原則として、派遣社員が契約を守って仕事を続けていたにもかかわらず、急に派遣先を解雇されることはありません。
会社側の都合でクビにする場合は、契約解除日の30日前に通知する義務があります。
「クビになる」と知ってから30日間は、「気まずい」「会社に行きたくない」という思いもあるかもしれませんが、契約更新日までは淡々と働くことをおすすめします。
決定前に警告されることも
親切な会社であれば、30日前の通知を言い渡す前に、やんわりと警告をしてくれるでしょう。
派遣先の指導者に、「評価が下がっている」「勤務態度を改めてほしい」といった話をされたら、もしかするとあなたのクビを検討しているのかもしれません。
経営不振の場合は予兆なしにクビになることも
派遣先企業が経営不振におちいった場合、例外的に30日前の通知がなくクビになることもあります。
派遣会社の事業所の皆様へ
たとえ当初の契約と違ったとしても、資金がなければ派遣社員を雇い続けるのは不可能なので、派遣切りが起こってしまいます。
正社員におけるリストラに近い形だといえるでしょう。
急な派遣切りについては派遣元企業から保障がなされるケースが大半です。
ほかの派遣先を紹介してくれるなどの対応が期待できるので、いきなり無職になるようなことは少ないでしょう。
契約途中でのクビは契約違反のため、派遣先は、合理的な理由を開示する、関連会社などで新たな就業場所を確保するなどの責任が発生します。
また、30日前の解雇予告をしなかった場合は、しなかった分の賃金を支払う必要があります。(例:解除日の10日前に予告をした場合、20日分の賃金を支払う)
厚生労働省
その責任を果たさない場合、訴えることも可能です。
ただし、訴えるのは最終手段なので、まずは派遣会社に相談するのが良いでしょう。
契約途中でクビになるケースについては、こちらの記事にまとめています。(クリックすると、記事内の該当箇所にリンクします)
派遣会社が倒産した場合も働けなくなる
気をつけたいのは、派遣元企業(人材派遣会社)そのものが倒産するケースです。
倒産の場合は、予告なしにクビにされることもあるでしょう。
その場合、「会社都合」によって無職になってしまいます。
派遣会社都合の解雇の場合、派遣会社は次の就業先をあっせんする義務があります。
失業手当などを利用して、とりあえずの生活費を確保することを考えましょう。
派遣でクビになる理由~企業側の都合編~
派遣社員がクビになる理由について、企業側の都合でクビになってしまうケースを見ていきましょう。
契約が満了したから
派遣契約を満了するタイミングで、派遣先が契約解除を申し出るのがもっとも多いパターンと思われます。
最初から派遣社員との契約期間を短くしておき、「雇い止め」という方法で、あらかじめ派遣切りをしやすい体制を整えている企業もあります。
更新をしないことで契約満了という形をとり、派遣社員を事実上のクビにできます。
派遣社員側から「契約満了したから辞めたい」というのはOKですが、派遣先は契約満了だけを理由に打ち切ることは禁じられています。
それ以外に契約を打ち切る正当な理由が必要です。
直接雇用契約や無期雇用契約を避けるため
派遣の制度で、一定期間の派遣契約のあとに直接雇用をする「紹介予定派遣」という制度があります。
企業側は、派遣社員を正社員や契約社員として雇うことを前提に派遣契約を結ぶのですが、必ずしも直接雇用になるわけではありません。
派遣期間中に「この人はうちには合わない。正社員として雇うのは厳しい」となった場合、派遣先は直接雇用を断ることができます。
正社員は、派遣社員よりもコストがかかることが多いので、正社員契約を避けるため、そこで派遣契約を終わらせてしまいます。
派遣には「3年ルール」があり、同じ企業・同じ部署で3年連続で働くことができません。
3年ルールは、3年間働いた派遣社員は直接雇用で雇って欲しいという目的で施行されたルールですが、「直接雇用したくないから」と、3年経つ前に派遣切りにしてしまうケースもあります。
また、2013年に施行された「無期転換ルール」により、5年以上更新を続けた派遣社員は、本人が希望すれば無期契約に切り替えることができるようになりました。
その際に、無期雇用契約を避けるため、5年が経つ前に、派遣先企業が派遣社員を切ってしまうというケースもあります。
派遣でクビになる理由~派遣社員編~
会社側の都合ではなく、自分自身が原因となってクビになるケースもあります。
中には、気持ち次第で防げる理由もありますので、少しでも派遣先で長く働くためには、クビになる理由や原因を知っておきましょう。
勤務態度が悪い
派遣社員の勤務態度が悪かった場合、派遣先は解雇を通告できることもあります。
たとえば、上司の指導を守れないのは代表例でしょう。
そのほか、意欲が見られなかったり、仕事が雑になっていたりするのも「勤務態度が悪い」といえる行いです。
あまりにも勤務態度が悪い場合、1日や1週間など、研修や試用期間中にすぐにクビになってしまうケースもあるようです。
研修の初日に、即日でクビにされるなんて、かなりショックですよね。
ただし、これらの行動を客観的に「問題がある」とみなすのは困難です。
のちほど紹介しますが、単に「勤務態度が悪い」という理由だと、「不当な解雇理由」である可能性もあるので、自分が「不当だ」と感じたら、派遣会社や専門家に相談しましょう。
契約した内容と話が違う
よくあるケースが、契約を結んだときと実際の勤務態度やスキルの開きが大きすぎることです。
「夜勤を入れてもらってもかまいません」と言っていたのに、雇用されてからは断ってばかりいるようでは派遣先が「話と違う」と思うのは当然です。
何度指摘しても改善が見られないようなら、クビになる可能性は高いでしょう。
派遣を理由にして真面目に仕事をしない
大前提として、雇用形態によって従業員のモチベーションが変わるとは限りません。
正社員でもやる気のない人はいますし、派遣でも仕事熱心な人は多いといえます。
それでも、「派遣社員は給料が安いかわりに、責任がない」と思い込んでいる人がいるのは事実です。
そして、勝手な理由で仕事を真面目にやらない派遣社員も少なくありません。こうした勤務態度が派遣先で問題になるのは当然です。
また、「自分は派遣なので難しい仕事をしたくありません」などと、派遣先で柔軟性を欠くのもマイナス評価の対象です。
企業の指示を頑なに拒んでいると、クビにされてもおかしくないでしょう。
そもそも、派遣社員に対して指揮命令権を持つのは派遣先企業です。
派遣元が雇用主だからといって、派遣先で反抗的な態度を続けていると契約違反となってしまいます。
「どうせ派遣だから」「そんな仕事するくらいならクビになりたい」「クビにしたければどうぞ」などという開き直った態度を表してしまうことも避けましょう。
コミュニケーションに難がある
派遣社員は、新しい職場にもスムーズになじんで戦力にならなくてはいけません。
そのためには、同僚とのコミュニケーションが必須です。
もしも、最低限の挨拶ができていなかったり、人間関係を上手に構築できなかったりすれば仕事の妨げになります。
その結果、契約を更新してもらえない恐れも出てくるでしょう。
上司や同僚とのコミュニケーションがとれていないと、指示を正確に守れなくなってしまいます。
また、確認をせずに業務を進めてしまうことでミスにもつながります。
多くの派遣社員が「コミュニケーションは仕事に関係ない」と思っているものの、実際には派遣先での評価を左右する要因です。
会話を避けたがる派遣社員は、「一緒に働くのが難しい」と思われる可能性が大きいでしょう。
特に、コールセンターなどお客様と直接接する仕事は、この理由でクビになるケースが多いです。
人間関係や周囲を不快にするトラブルがある
コミュニケーション不足以外にも、派遣社員の人間性が企業側の評価を落としてしまうことはあります。
たとえば、人間関係でトラブルを起こすのは禁物です。
同僚への嫌がらせやいじめ、ネグレクトなどに加担するのは大問題です。
また、周囲を不快にする言動もクビの直接的原因になりえます。
パワハラ、セクハラなどが発覚すれば、高確率で人事にネガティブな影響を与えます。
問題となる行動や言動は、派遣社員自身の立場を追い込んでいくだけではありません。
それらが原因で同僚のストレスが大きくなり、パフォーマンスを下げていくこともありえるのです。
企業の生産力を保つために、問題の中心にいる人物をクビにしたいと思うのは、自然な流れだといえるでしょう。
仕事のミスが多く改善の見込みがない
業務上のミスが多いと、顧客からのクレームや生産性の妨げにつながってしまうこともあります。
ミスを連発する派遣社員はどうしても評価を落としてしまいますし、契約を更新してもらいにくくなるでしょう。
ミスの中には、本人に悪気のないことも珍しくありません。
また、不得意分野の作業が続いてしまったときもありえるでしょう。
それでも、ミスを繰り返すのは印象の悪い行動です。
何度も指摘されているのに直らないと、「仕事できない」「やる気がない」「使えない」と思われ、クビの理由にされてしまいます。
あらゆる人がミスをするので、失敗そのものは問題ではありません。
ただ、派遣社員なら仕事振りは注意深く見られているという自覚を持ちましょう。
そして、同じミスは2度と犯さないと固く決心し、作業の進め方を工夫することが大切です。
休みすぎなど、勤怠に問題がある
解雇の客観的証拠になってしまうのが、「遅刻」「欠勤」「早退」といった記録です。
「解雇」に関する具体的な裁判例の骨子と基本的な方向性
これらの数が増えれば、職場に大きな迷惑がかかってきます。
派遣社員としても、言い訳ができません。
たとえ、体調不良だとしても、休み過ぎると解雇される原因になります。
過去にあった裁判の判例で、入院のため欠勤が続いたことが「解雇の正当な理由」として認められたことがあります。
厚生労働省
無断欠勤は、言語道断です。
また、残業してないのに残業をしたことにする、など勤務時間を改ざんする行為も契約違反となります。
派遣でクビを宣告されたときの対処法
まったく心の準備をしていない状態で、派遣先からクビを宣告されることもありえます。
その後どうすべきか?そんなときはパニックにならず、できることで対応していきましょう。
不当な契約解除ではないか確認する
急にクビを告げられた場合、理由が思い当たらないのであれば「不当解雇」を疑いましょう。
不当解雇とは、契約書に記載されていない不当な理由で解雇されてしまうことです。
まずは契約書をチェックして、解雇理由の項目に該当しているかを調べましょう。
また、契約期間終了の1ヶ月前に正しく宣告されていないケースも不当解雇にあてはまります。
30日前に連絡が出来なかった場合は、派遣先は、「解雇予告手当」を支払う必要があります。
契約期間が満了したときでも、無条件で更新をしなくていいわけではありません。
期間満了以外に正当な理由がないと、不当解雇となります。
もしも不当解雇であると証明できたなら、同じ職場で働き続けることも可能です。
ただし、「勤務態度が悪かった」「契約違反があった」などの理由があり、派遣社員が反論できないのであれば正当な雇い止めとして認められます。
そのときは、退職理由が会社都合ではなく自己都合になるので注意しましょう。
ここで、不当な契約解除のよくある事例を紹介します。
労災を申請したからクビにする
派遣社員も、業務上でケガをしたときなどに、労災保険を使う権利があります。
労働者派遣事業に対する労働者災害補償保険の適用等について(現状)
派遣の場合、労災の責任や費用負担は派遣会社が行っているため、労災適用には、派遣先と派遣会社の連携が必要になります。
しかし、その手続きが面倒なことから、派遣先が労災の適用を避けたいと考えていることもあります。
「労災申請したらクビになった」という派遣社員もいるようです。
これは、当然、不当な解雇になります。
厚生労働省
残業をしないからクビにする
派遣先の上司に「残業をしないならクビだ!」と脅されたら、契約内容を確認しましょう。
派遣の場合、残業をするかしないかは契約時点で決まっています。
残業をしないという契約だった場合、派遣社員は残業をしなくてもクビの理由にはなりません。
正社員であれば、仕事が終わっていないのに残業せずにさっさと帰ってしまうのは問題かもしれませんが、派遣の場合は契約内容によっては全く問題ありません。
能力不足でクビにする
派遣の解雇理由に「能力不足」というのは、現実問題多くありますが、単なる能力不足だけでクビにするのは難しいです。
派遣先が派遣社員を解雇するためには、正当な理由が必要であり、能力不足であることを客観的に証明できなければ、直接的にクビの理由にはできません。
過去の裁判事例では、能力不足を理由に解雇した派遣先企業が労働者に敗訴しています(セガ・エンタープライゼス事件)。
Y社に平成二年に大学院卒の正社員として採用された従業員Xが、労働能率が劣り、向上の見込みがない、積極性がない、自己中心的で協調性がない等として解雇されたことに対して、解雇を無効として地位保全・賃金仮払いの仮処分を申し立てた事例。(労働者勝)
(引用)厚生労働省:「解雇」に関する具体的な裁判例の骨子と基本的な方向性
客観的な証拠がない限り、能力不足や勤務態度が悪いことは解雇の直接的な理由にはなりにくいですが、派遣切りのきっかけにはなってしまいます。
日頃からスキルアップや勤務態度の改善に努めるようにしましょう。
妊娠でクビにする
派遣先に「妊娠した」と報告したら、雇い止めされるということも少なくないようです。
派遣先にも男女雇用機会均等法や育児・介護休業法が適用されます
派遣先からしたら、これからしばらく働けない人と契約を続けるのは合理的ではないと考える気持ちも分からなくはないですが、これは不当な解雇です。
派遣先は、妊娠を理由に雇い止めをすることは禁止されていますし、派遣社員は妊娠したら、産休や育休を取得することが可能です。
ただし、有給を付与するのは派遣先ではなく、派遣元である派遣会社であるという点は注意しましょう。
厚生労働省
労働問題に詳しい弁護士に相談する
派遣社員自身はクビになった理由が不当だと思っていても、企業側が主張を譲らないこともありえます。
たとえば、「勤務態度が悪かった」という理由について、企業側が客観的な証拠を示せないのであれば納得できない派遣社員は多いでしょう。
こうした場合、契約書を深く読み込んだうえで、不当解雇の可能性があると思うなら、法律事務所に相談するのもひとつの方法です。
そのほか、労基署や社労士も対応してくれることがあります。
専門家に相談するメリットのひとつが「会社と交渉しやすくなること」です。
派遣先企業は、派遣社員の話を聞いてくれないことも少なくありません。
そのようなときでも、専門家を通せば対話に応じてくれる可能性が高くなります。
まだ可能性があれば、勤務態度を改善する
健全な派遣先企業であれば、いきなりクビを告げて即日で派遣社員を追い出すようなことはありません。
評価の低い社員に対しては、事前に何度か警告を与えてきます。
特に、勤務態度やコミュニケーションに問題があるケースでは、上司から話をされることが多いでしょう。
この時点で、派遣社員の人事評価は低くなっているといえます。
しかし、そこから勤務態度を改善させれば、契約を更新してもらえることもありえます。
警告は素直に受け入れ、自分の仕事振りを考え直すきっかけにしましょう。
具体的な改善点として、無遅刻・無欠勤を心がけるのは常識です。
そのうえで、周囲への協調性を示し、最低限のあいさつや会話を意識しましょう。
ミスが連続しているときは、「メモをとる」「自宅でも予習をしておく」などの工夫で対策を練ります。
こうした努力が認められると、派遣先の評価も変わってきます。
派遣を辞めるときにすること
ここからは、クビを宣告された結果、今の派遣先や派遣会社を辞めることになった場合の確認事項を説明します。
有給残り日数を確認する
派遣会社との雇用契約を打ち切る場合には、有給の残り日数を確認し取得するようにしましょう。
派遣労働者の皆様へ
派遣社員の有給は、派遣先ではなく派遣会社との契約なので、もし派遣切りにあって派遣先が変わるとしても、次の派遣先で有給を取得することは可能です。
ただし、派遣会社からクビにされた場合は、契約が切れると有給もなくなってしまうので注意が必要です。
厚生労働省
その他、派遣を辞めたときに失われるであろう権利の手続きまわりの確認も必要です。
たとえば、社員寮などに入っている人はいつまで入居ができるのか、退去の手続きなどの確認をしておきましょう。
失業保険に申し込む
雇用保険に入っていれば、失業保険に申し込むことができます。
失業保険は、「自分は働きたいのに会社の都合で解雇にされた」という「自己都合」の場合と、自ら職を辞めた「自己都合」で支給内容がかなりかわるので要チェックです。
新たな派遣会社に登録する
派遣会社をクビになった場合や以前登録していた派遣会社の対応に不満がある場合は、新しい派遣会社に登録しましょう。
大手の派遣会社を選べば、比較的安定した大企業の案件が多いのでクビになる確率も低いです。
派遣サーチでは、求人数が多い大手の派遣会社を紹介しているので、チェックしてみてください。
派遣会社比較表
派遣会社名 | 求人数 | 事務の求人数 | 工場の求人数 | ITの求人数 | 営業の求人数 | 介護の求人数 | 保育の求人数 | 看護の求人数 | 紹介予定 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スタッフサービス | 131,447 | 13,944 | 9,083 | 22,922 | 2,249 | 49,181 | - | 17,592 | 6,860 |
テンプスタッフ | 24,301 | 12,608 | 2,960 | 4,918 | 2,648 | 29 | 46 | - | 3,105 |
PASONA(パソナ) | 6,598 | 2,915 | 164 | 835 | 451 | 1,161 | 163 | 291 | 881 |
Adecco(アデコ) | 4,905 | 2,430 | 361 | 1,160 | 693 | 10 | - | 10 | 995 |
リクルートスタッフィング | 3,899 | 1,971 | - | 1,650 | 605 | - | - | - | 657 |
ランスタッド | 3,280 | 2,390 | - | - | - | - | - | - | - |
派遣会社おすすめランキングを見る
派遣でクビにされにくい人の特徴
「一緒に働きたい」と思われることで、派遣社員は契約を更新してもらいやすくなります。
以下、そうしたタイプの共通点です。
テキパキと意欲的に取り組んでいる人
「派遣社員だから手抜きをしてもいい」という気持ちが見えてしまうと、派遣先企業からの印象は悪くなります。
逆に、「テキパキと働く人」はクビになりにくいといえるでしょう。派遣先企業が従業員を評価するとき、雇用形態に関係なく貢献度の高さが非常に重要です。
自分から作業を探し、能動的に働いている姿勢は上司や同僚の好感を招きます。
そのためには、一度自分の仕事について真剣に向き合い、スキルアップに必要な学習や練習をこなしていきましょう。こうした誠意は派遣先で有利に働きます。
職場の人と円滑な人間関係を築いている人
「コミュニケーション能力が高い人」もクビになりにくいタイプです。
なぜなら、職場で自分の居場所を確保し、同僚と良好な関係を築いている派遣社員を積極的に辞めさせたいとは思わないからです。
日常的に同僚と会話をしており、人間関係のトラブルもない派遣社員は、「優良な人材」だといえます。
企業からすれば、そんな人材をクビにして別の社員を招き入れるメリットは大きくありません。
それに、コミュニケーションが円滑に行われていると、わからない部分をすぐに聞けるので業務効率も上がります。
何より、職場が楽しいので高いモチベーションを維持でき、人事からも評価されやすいでしょう。
ミスを繰り返さず成長できる人
そもそもミスをしないことは大切です。
しかし、「ミスを繰り返さない人」も同じくらい、派遣先企業では評価してもらえます。
なぜなら、同じミスをしないということは本人が反省をし、対策を立てている証だからです。
ミスを指摘されたら、必ず素直に受け止めて原因を考えましょう。
もしも改善が見られないと、「勤務態度が悪い」として、クビの理由にされてしまいかねません。
派遣社員でも、企業から与えられた役割については最後までやりぬき、成長意欲を示すことが肝心です。
派遣会社の研修では、スキルアップだけでなくビジネスマナーなども学ぶことができます。
研修が充実している派遣会社に登録するのもおすすめです。
スキルが高い人
派遣では、即戦力を求めて人材を募集しているケースも多くあります。
そんな中、あなたのスキルに対し、派遣先が求めるものと合致しない場合、クビになる可能性が高いです。
まだスキルが足りてない人は、派遣会社の研修で日頃からスキルアップに努めるのがおすすめです。
クビにならないように自身の言動を見直して改善しよう!
「派遣切り」が社会問題になっている世の中ではあるものの、実際には正社員と同じく、理由のない解雇は違法にあたります。
一方で、勤務態度の悪さやコミュニケーション不足といった問題行動があるなら、契約更新がなされず雇い止めになる恐れも出てきます。
派遣社員がクビにならないためには、自分の行動を振り返りながら常に成長していく姿勢が必要です。