コロナ禍の今、派遣はあり?求人数やテレワーク導入状況を派遣会社に聞いてみた

コロナ禍の今、派遣はあり?求人数やテレワーク導入状況を派遣会社に聞いてみた

2019年12月から始まったコロナウイルスの影響により、働き方を見直す方も増えたのではないでしょうか。派遣業界も少なからず影響を受けています。本記事では、コロナ禍における派遣の働き方について、実際に派遣会社の担当者に質問をしながら考えてみました(2020年11月時点の情報です)

サチコさん、こんにちは
こんにちは、サビちゃん。マスク姿がすっかり定着しましたね
しょっちゅうアルコール消毒をしたり部屋の換気をするのも、気が付けば習慣になりました。でも、この状況はいつ終わるんでしょうか。仕事も探したいのだけど不況不況と言われるし、二の足を踏んでしまいます…
コロナ禍がいつ収束するかを予想するのは難しいですね。ただ、不況と言っても世の中は停止しているわけではなく、常に変化し続けています。今回は、派遣の仕事をめぐる最新の状況を見ていきましょう

サクッと読める!ポイントまとめ

◆派遣社員の求人数は徐々に回復。国も雇用の安定のため対策をとっている
◆派遣社員に対してもテレワークが推奨されているが、浸透にはまだ時間がかかりそう
◆派遣会社への登録はオンラインが主流になりつつある
◆派遣の仕事を探すのなら、複数の会社に登録し、案件が増えるタイミングを狙うのがおすすめ

ここが知りたい!コロナ禍の今、派遣社員をとりまく状況

2019年12月から始まった、新型コロナウイルスの流行が長期化しています。
コロナ禍は経済に大きな打撃をもたらし、それまで売り手市場が続いていた雇用状況を一変させました。
派遣社員ももちろん例外ではなく、派遣サーチが2020年4月に行った調査でも、月別の派遣求人数が大きく落ち込んでいるという結果が表れました。
しかし、世の中は徐々に「withコロナ」の体制を整え、新たな様式での生活や仕事の在り方を作り上げてきています。
その中で派遣社員の求人状況や働き方はどのように変化しているでしょうか。
今回、派遣会社への聞き取りなどを行い「2020年下半期、派遣社員をとりまく状況」を調査しました。

サビちゃん、派遣の仕事についてどんなことが知りたいですか?
まずは何より、お仕事自体があるのかが知りたいです。それから、派遣社員は解雇されやすいんでしょうか?不況になると非正規雇用者から切られるというイメージが強くて、やっぱり心配です

派遣社員の求人状況

求人数は回復傾向にあるものの、例年の水準には及ばない

まず、「現在、派遣社員の求人はどれくらいあるのか」という点について複数の派遣会社の担当者に質問をしてみると、共通して「2020年4月頃に比べると求人数はだいぶ回復してきています」という回答でした。
一時はストップせざるを得ない状況にあった企業の経済活動が再開し、それにともなって人手が必要になってきています。
ただ、そうはいってもやはり例年ほどの求人数ではなく、逆に、求職している人の数は増えているため、倍率が高くなっているのが現状のようです。

雇用の安定のため国も対策をしている

派遣社員にとって切実な問題の1つが「会社という組織に守られている正社員に比べ、派遣社員は不安定な立場」ということではないでしょうか。
過去、2008年のリーマンショックの際には、派遣社員が理不尽に雇用を打ち切られる「派遣切り」が社会問題になりました。
コロナ禍でも同様に、派遣社員は解雇されやすいのではないかと心配な人もいるかもしれません。
この点についても確認したところ、就業先の状況による部分が大きく一概には言えないようですが「コロナ禍のあおりを受けた事業縮小に伴う、派遣社員の契約終了」という実態はやはり存在しています。

こういった状況を、国も重く見ています。
厚生労働省から派遣先の事業主に対し「安易な派遣切りはしないように」と要請し、やむを得ず解雇する場合であっても、関連会社での仕事をあっせんするなど努力するよう周知しています。
とはいえ、労働者の側にも、自分で自分の身を守る姿勢は不可欠です。
まずは、派遣切りなどの実態を他人事と思わず、日頃から情報に敏感になっておきましょう。
参考データ



うーん、一時よりはいいけれど…という感じなんでしょうか
確かに、楽観できるとは言い難いですね。とはいえ、コロナが急拡大した2020年初め頃は国も企業も、完全にゼロから対策を考えなければならなかったわけです。それを考えると、ガイドラインが確立してきた今はかなり前進しているとも受け取れますよ
ガイドラインといえば、テレワークのことが聞きたいです。感染者が多くなってくると正社員は時差出勤やテレワークができるみたいですが、派遣だとどうなるんですか?
それは気になりますよね。派遣社員もテレワークができるよう、厚生労働省から通達が出ていますが、実際の浸透度合について派遣会社に聞いてみました

派遣社員でもテレワークはできる?

コロナ禍をきっかけに、オフィスへ出社しての勤務から在宅などで仕事をする「テレワーク」へ、働き方は急激にシフトしました。
もっともこのことは「コロナの影響で未来が早くやってきた」などとも言われるように、もともと世の中が向いている方向であったことは確かであり、コロナ収束後も大きな流れとして元へ戻ることはないでしょう。

派遣社員に対してもテレワークが活用されるよう、国からも働きかけが行われていますが、実際のところ、浸透度合いはどれくらいなのでしょうか。
緊急事態宣言が発令された場合や、居住地域で感染者が増えた時のことなどを考えると、テレワークができるかどうかというのは気になりますよね。
参考データ



この点を複数の派遣会社に質問してみたところ、おおむね「割合として決して高くはない」という返答で、ある担当者からは「体感として、派遣社員へのテレワークを運用している会社は2~3割」という言葉も聞かれました。
業務の性質上テレワークに馴染まなかったり、就業先の会社側にテレワークに必要な機器の用意が整っていないというのが、その理由のようです。
仕事を紹介してもらう際に、その会社がテレワークを行っているかどうかは確認することができますし、会社によっては「初めのうちは出社で、仕事が軌道に乗ってきたら正社員同様にテレワーク」という方針のところもあるので、その点もチェックしながらお仕事を探すことをおすすめします。

なお、2020年4月(中小企業は2021年4月)から施行となった「同一労働同一賃金」は「同じ業務内容であれば、雇用形態に関わらず待遇に差を設けてはならない」という趣旨の取り組みであり、この「待遇」には給与のみでなく福利厚生や労働環境といった意味も含まれます。
これに即して考えると、もしも<同じ職場で同じ業務を行っている>にも関わらず<正社員はテレワークや時差出勤が認められるのに派遣社員には認められない>ということがあれば、ルールに抵触している可能性もありますので、登録している派遣会社に相談してみましょう。

そういえば、派遣会社への登録も、たくさんの人でオフィスがにぎわっているイメージですが、オンライン化などはされていないんですか?
もちろんされていますよ!むしろ今や、オンライン登録の方が主流かもしれません

派遣登録の流れはこう変わってきている

従来、派遣会社に初めて登録をする時は、派遣会社のオフィスを訪問して面談やスキルチェックを行うという流れが一般的でした。
しかし現在は、派遣会社各社でオンライン(web)登録や電話登録が行われ、中には来社を完全になくしている会社もあります。

オンラインで登録する場合、詳細は派遣会社によって異なりますが、大まかな流れは下記のようになっています。

1.派遣会社のHPから、基本情報(氏名や住所など)、希望条件などを入力 ※本人確認書類のアップロードが必要になる場合があります
2.オンライン面談の日時を予約
3.予約日時になったら、派遣会社から指定される方法で面談
4.メールや電話などでお仕事紹介


ある派遣会社の担当者に「来社とオンラインのどちらがおすすめですか?」と聞いたところ、「どちらであっても基本的な手続きは同じです。来社であれば、面談をしてその場でお仕事がご紹介できる可能性もありますが コロナ禍で心配な方もいらっしゃると思います。当方としても感染予防のために来社枠を制限しているので、無理をせずご都合の良い方で登録してください」とのことでした。

オンラインでも来社同様に登録ができるんですね。便利になりましたね
そうですね。ちなみに、効率よく仕事を探すために、派遣会社は複数登録しておくことがおすすめです。そういう意味でも、時間をかけずに登録作業ができるオンラインは良いですよね
実際に仕事を紹介してもらう時には、従来通り就業先のオフィスに職場見学に行くんですか?
基本的にはそうです。ただ、一部の就業先では、この職場見学もオンラインで行うところが出てきているそうですよ。近い将来、就業までフルリモートで完結するのが一般的になるかもしれないですね

派遣の仕事を探すのにおすすめのタイミング

派遣会社で仕事を探すとき、仕事自体が初めてだったり離職中だったりで「いつでも働ける」という人もいますが、在職中の人はなかなかそうもいかないでしょう。
働きながらの転職活動は、現在の勤務先を退職する段取りと新しい仕事を探す進捗のすり合わせが難しい部分です。
特に、現在のように求職者が多く倍率が高まっている状況では「退職は決まっても新しい仕事が見つからず、無収入の期間ができてしまうかもしれない」という不安も募りますよね。

このような場合には、求人数が多くなるタイミングを押さえておくと役に立ちそうです。
基本的に、派遣社員の契約は3月、6月、9月、12月末が更新のタイミングとなっているため、それぞれの翌月スタートというタイミングで募集案件が多くなります。
中でも年始の1月、年度替わりの4月スタートは特に求人が増えるので、狙い目と言えるかもしれません。
今、派遣への転職を迷っている人は、まずは派遣会社への登録を行い、案件が増える時期にスムーズに転職活動ができるよう、下準備をしておくというのはいかがでしょうか。

まとめ:複数の派遣会社に登録をしてタイミングをうかがうのがおすすめ

今回は、派遣社員をとりまく最新の状況についてご紹介をしました。
全体として、決して楽観できる状況ではないものの、一時に比べれば求人数が回復していたり、オンライン登録など社会情勢に合わせた体制が整ってきていることは、明るい兆しと言えそうです。
もちろん、仕事を探す人の側も、この時代に見合った立ち回り方を考えることは大切です。
求職者が多く倍率が高くなっている状況ですから、複数の派遣会社に登録して、積極的に仕事情報に当たっていきましょう。
派遣会社ごとに得意とする業種や職種が異なりますので、1つの派遣会社で希望の仕事が見つからなくても他の会社では豊富に見つかることもありますし、各社のフォロー体制を比べることで、より自分に合った働き方が叶うかもしれません。
そして、在職中の転職活動となる人は、案件が増えるタイミングを狙うのがおすすめです。
「この時期から就業開始したい」という旨を派遣会社の担当者に相談すると、心強い味方になってもらえるでしょう。
自分自身の行動を少し工夫するだけでも、希望の仕事に出会える確率はグンと高くなりますので、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

想像していたよりも希望の持てる話でした!仕事を見つけるためには、受け身でいるだけでなく自分でできること・するべきこともたくさんあるんですね
そうですね。何よりも「情報」を制することが、仕事探しを成功させるポイントになると言えるかもしれません。派遣サーチではおすすめの派遣会社を様々な角度からまとめていますので、こちらを参考にして頑張ってくださいね!

自分に合った派遣会社に出会うには?

サチコさん、派遣会社が多すぎてどれを選んだらいいか分かりません! 派遣会社を選ぶときの一番重視すべきポイントは、なんだと思いますか? う~ん。やっぱりサービス内容が充実しているかどうかですかねぇ。 サービス内容も重要ですが、一番大事なのは、求人数です!派遣の場合、実際に働くのは派遣会社ではなく、派遣会社が紹介する会社なので、求人数が多いほど、理想の仕事にたどり着きやすいのです! 求人数の多い派遣会社に登録することで選択肢が広がるんですね! その通り!派遣サーチがおすすめする求人数が多い派遣会社は、 スタッフサービス です。
スタッフサービス

株式会社スタッフサービス

こちらの記事では、派遣会社の選び方から職種別の求人数まで、理想の派遣会社に出会うための情報満載なので、こちらも合わせて読んでみてくださいね。 派遣サーチでは毎月、派遣会社の求人数を調べています。派遣会社を選ぶ時は、職種別求人数も参考にしてみてください!
派遣会社名 求人数 事務の求人数 工場の求人数 ITの求人数 営業の求人数 介護の求人数 保育の求人数 看護の求人数 紹介予定
スタッフサービス 122,821 12,657 7,910 21,042 2,332 47,311 - 16,431 6,504
テンプスタッフ 24,045 11,573 2,924 4,802 3,419 33 79 - 3,052
パソナの人材派遣 6,554 2,826 201 805 451 1,168 169 267 954
アデコ人材派遣 5,915 2,837 498 1,241 1,056 148 - 6 1,079
リクルートスタッフィング 4,030 2,036 - 1,626 714 - - - 663
ランスタッド 3,293 2,359 - - - - - - -

この記事を書いた人

派遣サーチ運営事務局

2014年から派遣の情報を発信、おすすめの派遣会社を独自調査し続けている、老舗派遣メディア。派遣サーチ以外にも、転職など複数のサイトを運営。読者に分かりやすい情報提供をモットーにサイトを運営しています。

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