目次
2024年11月 | 派遣会社 厳選3社
テレアポとは
テレアポとは具体的にどのような仕事なのかをまずは理解しましょう。
ここではテレアポの業務内容、テレオペやテレマとの違いについて説明していきます。
テレアポの業務内容
テレアポとはテレフォンアポインターの略です。
企業において営業の電話をかけるのが主な仕事となります。
商品やサービスについて顧客にわかりやすく説明する技術が問われるでしょう。
仕事中の顧客対応は常に電話越しになるので、ハキハキとしっかりした口調で話せるかどうかもポイントです。
正社員のテレフォンアポインターもいますが、割合的には派遣やアルバイトのほうが多いです。
正社員はテレアポスタッフのフォローに回る場合がよく見られます。
テレアポ自体の主力は派遣やアルバイトなのです。
初心者はいろいろと心配かもしれませんが、ほとんどの職場でマニュアルが用意されています。
その通りにやっていればある程度の実績は残せるでしょう。
しかし、より成果を上げていきたいのであれば、自分から積極的に販売や勧誘を行うスキルや行動力が必要になってきます。
給料は固定給だけでなく、獲得した成約に応じてインセンティブがつくケースが多いです。
結果を出せば出すほど、給料がアップするため、実力主義な人ほどモチベーションは上がりやすくなるでしょう。
テレオペやテレマとの違い
テレアポはコールセンター業務の一種です。
コールセンターでは、テレアポ以外にも「テレオペ」や「テレマ」といった職種があります。
テレオペはテレフォンオペレーターの略称です。
テレオペは自分から電話をかける機会があまりなく、基本的にはかかってくる電話の対応や取次が主な業務となります。
注文受付やカスタマーサポートなどの職種が該当するでしょう。
特にノルマなどはないですが、電話相手から激しくクレームを受けるケースがあります。
また、いたずら目的で電話をかけてくる人も珍しくないようです。
テレオペで働くのであれば、どのようなお客さんから電話があっても、慌てず冷静に処理するスキルと心構えが必要となります。
テレマはテレフォンマーケティングの略称です。
テレアポと同じように顧客への販売促進を行います。
テレアポとの違いは既存の顧客が対象となることです。
テレアポは既存だけでなく、顧客の新規開拓も重要な仕事になるでしょう。
テレアポ、テレオペ、テレマはそれぞれ特徴があり、人によって向き・不向きが異なります。
コールセンターの仕事を探す際には、違いを十分によく理解したうえで、求人情報をチェックするようにしましょう。
求人では「電話業務」という項目で募集し、詳細を読まないと電話を受ける仕事なのかかける仕事なのか分からない場合もあるので気を付けてください。
関連記事
記事タイトル
テレアポとして働くメリットとデメリット
テレアポの仕事はメリットもあれば、デメリットもあります。
ここではその両面について解説していきましょう。
メリット
まずはテレアポのメリットについて見ていきましょう。
報酬が高い
テレアポのよいところは、なんといっても報酬が高いことです。
固定給がそれなりにあるだけでなく、歩合制を敷いている場合がほとんどなので、給料は高くなる傾向にあります。
普通のパートやアルバイトで高収入を稼ぐためには、長時間働かなくてはなりません。
しかし、テレアポであれば、成果を出すことで短時間でも高収入を得られます。
効率よく稼ぎたい人にとっては持ってこいの仕事といえるでしょう。
柔軟な勤務時間
勤務時間が比較的自由なのもメリットのひとつです。
ほとんどのコールセンターはシフト制となっているため、出勤時間の融通は利きやすいでしょう。
朝だけ働く、夜だけ働く、週末だけ働くなど、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を選択しやすいのがうれしいところです。
子どもが学校に行っている間だけ働きたい、ダブルワークをしたい、趣味や学業と両立させたいなどという人に向いています。
マナーが身につく
テレアポを続けていると、言葉遣いやマナーが身に付くのも大きなメリットでしょう。
電話での対応をしているうちに、正しい言葉遣いはどんどんと磨かれていきます。
もちろん、コミュニケーション能力のアップも期待できるでしょう。
これらのスキルは、他の仕事にも応用が利くものですので、習得しておいて損はありません。
服装が自由
テレアポはサービス業ですが、直接お客さんの前には出ません。
その為服装規定は緩く、頭髪、ネイル、メイク、ピアスなどは自由です。
好きな恰好で働きたい、譲れないファッションのこだわりがあるという人におすすめです。
人間関係がドライ
テレアポは基本的に個人プレーです。
上からサポートを受けることはありますが、基本的に同僚同士チームになって何かをするようなことはほぼありません。
同僚に余計な気を遣わずに業務に集中できます。
もちろん、基本的な引継ぎ等はあるので、まったく誰ともコミュニケーションを取らないわけではありません。
求人が多い
テレアポの求人は年間を通して非常に多いです。
採用基準もそれほど厳しくありません。
応募して即面接、即日採用という職場もあります。
働きたいときにすぐ働ける、それがテレアポです。
求人も長期から数日間だけの短期のものまでいろいろあります。
週払い、日払いもある
テレアポは週払いや日払いに対応している求人も多くあります。
今すぐお金が必要だ、翌月振込まで待っていられないという人にもおすすめです。
デメリット
次にテレアポで働くデメリットについて見ていきましょう。
精神的に大変
テレアポのデメリットは精神的な負担が比較的大きいところです。
営業という仕事は、時間をかければ必ず成功するものではなく、努力の甲斐なく失敗するケースもよくあります。
ある程度の失敗は当たり前と考え、めげずに成約を目指すのが一般的です。
クレームなどを受ける場合もあるため、覚悟はしておきましょう。
少し叱責されただけで、大きく落ち込んでしまうメンタルだと厳しい状況に追い込まれやすくなります。
ノルマがある場合も
職場によっては成約数などのノルマや目標が設定されていることも珍しくありません。
ノルマが達成できなかったからといって、給料がまったくもらえないことはないですが、想像していた額に届かなかったり、上司からプレッシャーをかけられたりする場合はあるでしょう。
なかなか成約を獲得できない状況が続くと、焦りが生まれ、安定した働き方ができなくなるかもしれません。
座りっぱなし
テレアポは基本、椅子に座ってやる仕事なので、身体的負担は小さいと思われがちですが、座り続けるのは腰や背中にあまりよくないです。
気が付かないうちに腰や背中を傷める可能性があるので、小まめにストレッチなどを行うようにしましょう。
首や肩もこりやすいので、定期的に体を動かしていきたいところです。
テレアポに向いている人の特徴
テレアポは向き・不向きがでやすい仕事です。
特に向いている人の特徴について、ここでは説明していきます。
電話でのコミュニケーションが苦手ではない人
テレアポをするのであれば、電話で話すのが得意でないと厳しいです。
普段は普通に話せるものの、見知らぬ人と電話で話すのは苦手な人も多いでしょう。
テレアポは話したことのない相手に商品の魅力をわかりやすく伝えなくてはなりません。
普段から人とのコミュニケーションが苦にならない人が向いている仕事です。
テレアポにはマニュアルがありますが、顧客との対話は臨機応変さが問われます。
マニュアルだけでなんとかしようとし過ぎると、逆に失敗するパターンもありえるでしょう。
そのときの状況に合わせて、柔軟な会話ができるかどうかがポイントになるのです。
ストレス耐性がある人
テレアポの仕事は目標やノルマを背負った状態で、顧客の対応をすることになります。
常にプレッシャーがあるといっても過言ではないでしょう。
顧客との対話、1件1件が真剣勝負です。
成約がなかなか獲得できないとき、焦りやイライラが募る状況もよくあります。
そういったストレスに、簡単には潰されないタフさが必要なのです。
顧客への電話では断られてしまうことがほとんどです。
失敗を気にせず、何度でも電話をかけられる強さが求められるでしょう。
顧客によっては断るだけでなく、クレームや苦情をつけてくる人もいます。
電話越しのため、強気になって傷つけるような言葉を投げてくるケースもあるでしょう。
すべての言葉を真に受けてしまうと精神衛生上よくありません。
テレアポは嫌がられやすい仕事であることを認識し、柔軟に対応することが大切になります。
成果報酬で稼ぎたい人
テレアポは固定給だけでなく、歩合制や成果報酬(インセンティブ)を設定している企業が多い傾向です。
話すのが得意で成約をたくさん取れれば、正社員を追い抜くような給料も不可能ではありません。
普通の仕事だと、周囲に自分の能力をわかってもらうのに時間がかかりますが、歩合制や成果報酬だと数字で結果がでるので一目瞭然です。
成果を上げれば、すぐにアピールできるでしょう。自分の能力を周りに認めてもらいたい人や、結果を出せば出すほど報酬が増える働き方に魅力を感じるのであれば、テレアポの仕事は向いています。
逆に、他人と競争するのが苦手な人や、コツコツと地道に成果を上げたい人にはあまり向いていません。
会社によっては社員ごとの成約数ランキングを公開するようなところもよくあります。
ライバルと競い合うのが好きな人なら楽しいと感じ、やり甲斐につながりますが、競争が嫌いな人には苦痛になるでしょう。
テレアポを成功させるコツ
テレアポを成功させるコツについて、ここでは5つのポイントに絞り紹介していきます。
印象の良いキャラクターで接する
テレアポで成功するには印象をよくすることが、なによりも大事です。
声のトーンやメリハリをしっかりとつけるようにしましょう。
ハキハキとした明るい雰囲気だと、相手も話したい気分になりやすいです。
親し気な感じを出すのはかまいませんが、友達と話すような馴れ馴れしさは無礼になるため、注意しましょう。
セールスに入る前に、必ず挨拶と名乗りをするのが鉄則です。
仕事に慣れてくると省略しがちですが、挨拶はコミュニケーションの基本といえるでしょう。
人として当たり前のマナーを元気よくこなし、印象をよくすることを心がけます。
営業と顧客の壁を感じさせないような会話の仕方をするのも大切です。
無理に商品を売ろうとするのではなく、相手の不安や不信感を取り除くようなトークを意識しましょう。
説明は簡潔にする
テレアポでは冗長な説明は避けるべきです。
電話は相手の時間を奪いますので、極力要件を簡潔に伝えなくてはいけません。
いくらよい商品でも長々と説明されると、顧客はうんざりしてしまうでしょう。
電話中の回答や切り返しはスピードが肝です。
切り返しを素早くできれば、印象がよくなりますし、お互いに無駄な時間の省略に繋がります。
仕事に慣れてきたら、定型文を作っておくのがおすすめです。
マニュアルをマスターするのはもちろん、売るための決まり文句やキーワードをあらかじめ準備しておくと話がまとまりやすくなります。
ブラッシュアップを入念に行い、自分だけの必勝パターンを作るようにしましょう。
相手の立場に立って話す
電話は1対1の対話ですので、相手の立場を考慮して話すことが重要です。
電話を切ろうとした顧客をしつこく追いかけるのはやめましょう。
相手に不快感を与えるような行動は避けてください。
成約に繋がらないと感じたら、すっぱりと諦めるのも仕方がありません。
無理と思ったらすぐ次にいくという気持ちの切り替えが大事です。
会話をする際には押し売り感が出ないように気をつけましょう。
あきらかな営業電話では、成約は難しくなります。
相手がどう感じるかを踏まえた対応を心がけるようにしましょう。
会話が一方通行だと相手の居心地は悪くなります。
こちらだけが話すのではなく、相手の意見や考えなどをよくヒアリングしたうえで、提案するほうが成約できる確率は上がるはずです。
心理学のテクニックを応用する
テレアポの仕事では心理学のテクニックが有用です。
ただし、トークスプリトが決まっているケースでは、まずはそれに則ります。
企業側がマニュアルを整備できており、相手がその通りの選択肢を答える流れができているのであれば、それに従いましょう。
トークスプリトだけでは十分な成果が得られないと感じたら、心理学のテクニックを使うのがよいです。
イエスかノーでしか答えられなくするクローズドクエスチョンや、最初に商品の魅力を存分に伝え、最後に値段を紹介するなど、心理学の細かい技術は営業に役立つシーンが多いです。
成果報酬の場合は自分の実力がそのまま成果となります。
販売心理学や営業関係の書籍を読むなどして、自分のレベルを上げていくことを目指しましょう。
相性の良い職場で働く
テレアポは大変な仕事ですが、「大変で当たり前」ではありません。
同じテレアポでも職場によって働きやすかったりそうでなかったりするので「辛いな、でもテレアポだからしょうがないな」と我慢して働き続けるのは損です。
人によって不動産のテレアポでは全然成約に至らなかったけれど、保険のテレアポだと成約が取りやすいなんてこともあります。
マニュアルやノルマの扱い、指導方法、評価のされ方などは勤め先によって大きく違うので、1つの職場に固執し過ぎず働きやすい職場を探しましょう。
テレアポは派遣の求人も多い
コールセンターを設けている企業は、テレアポなどの仕事を派遣やアルバイトに任せているケースがよく見られます。
応募側としてもテレアポの仕事は魅力的な面が多いので、興味があれば求人に申し込むのも悪くないでしょう。
テレアポで身に付けられる言葉遣いやマナーは、いずれ正社員を目指す際に役立ちますし、いろいろな仕事に応用が可能です。
丁寧な敬語は面接などでの好印象が期待できます。
給料が高めに設定されており、成果報酬の稼ぎ次第では正社員以上の給料をもらえるのも大きなメリットです。
勤務体系はシフト制がほとんどのため、週に数日だけ、平日だけなど、他の予定を考慮した働き方もできるでしょう。
電話で話すのが好きであれば、今すぐにでも始められるので、業務経験の浅い初心者にもチャンスのある仕事です。
テレアポの求人はたくさん出ていますので、条件に合いそうなところを探してみるとよいでしょう。
求人では「テレアポ」ではなく「電話業務」「営業補佐」などの名目で募集している場合も多いです。
派遣サーチでテレアポの仕事を探してみる
時給だけでなく、インセンティブにも注目を
求人で真っ先に気になるのは時給かもしれません。
しかし、テレアポで働く場合は時給だけでなく、インセンティブにも注目をしましょう。
時給が多少低くてもインセンティブが高く設定されている場合、稼ぎやすいこともあります。
時給が高く、インセンティブが少なかったりあるいはまったくなかったりするテレアポの求人の場合、成約を取らなくてもある程度稼げるような気がするかもしれません。
しかし、「ノルマ」や「目標」が設定されている場合もあります。
テレアポ0件であっても基本給は保証されますが、テレアポ0件が続くと契約打ち切りになりやすいので「基本給だけもらえればいいや」という態度では働き続けられません。
また、同じ地域にあるテレアポの中でも飛びぬけて時給が高い場合、仕事が大変で離職率が高い可能性があります。
仕事内容やノルマ等を確認してから働くのがおすすめです。
初心者でも大丈夫
テレアポは初心者歓迎の職場が多いです。
募集要項は学歴や必須の資格はなく、年齢制限もほとんどありません。
多くの職場で研修制度やマニュアルがしっかりしているので初心者でもしり込みせずに応募しましょう。
ただし、テレアポは自分から相手に電話をかける仕事です。
相手から望まれていない電話をかけ続けるのは大変なので、心配な人やコールセンター自体が初めての人は、多少時給は下がりますが、テレオペやテレマなどの仕事から始めてみるのもおすすめです。
業務知識や製品知識は身に着けよう
派遣社員としてテレアポで働く場合、企業への忠誠心や愛着などは求められません。
しかし、業務内容やおすすめする製品知識をしっかりと理解している必要があります。
興味をもってくれた相手に何を聞かれても即座に対応できるようにしっかりと頭に入れておきましょう。
採用されるコツ・聞かれること・みられること
テレアポの面接を受ける際にはしっかりと準備を行いましょう。
仕事が始まれば服装は自由ですが、面接時はきちんとした服装で臨みます。
尋ねられたことにハキハキと誠実に答えることで「しっかりとした電話対応をしてくれそうな人材だ」と評価されるでしょう。
緊張してしまうと早口になったり一方的に話してしまったりしやすいので気を付けてください。
また、シフトにどれくらい入れるかは必ず聞かれる項目です。
勤務可能な時間や曜日をすぐ答えられるようにしておきましょう。
不安な場合は派遣会社のスタッフに相談するとアドバイスがもらえたり練習相手になってもらえたりします。
テレアポの賃金
賃金が高いテレアポですが、実際にどれくらい稼げるのか見てみましょう。
テレアポの時給
テレアポの時給の平均はアルバイトで1,000円~1,300円、派遣社員で1,100円~1,800円程度が相場です。
勤め先が大手だったり、東京や大阪、京都など都市部だったりする方が高い傾向にあります。
成果次第では昇給も狙えるでしょう。
フルタイムで働けば月に手取りで20万円以上も可能です。
テレアポの昇給について
テレアポ業界では年功序列の風土はあまりありません。
長く務めているかよりも、結果が出せたかどうかで評価されます。
実力があれば正社員ではないアルバイトや派遣社員でも昇給のチャンスがある勤め先が多いです。
SV(リーダー)に昇格すると時給が2,000円を超えることもあります。
ただし、時給が上がる分期待や責任も重くなり、後輩の指導を任される場合もあるでしょう。
正社員ともなればボーナスも期待できます。
インセンティブについて
テレアポは基本給である時給に加えて制約に繋がった場合、インセンティブがプラスされる出来高制を採用している職場が多いです。
インセンティブの金額は勤め先によって大きな差があります。
インセンティブの支給額は主に以下の2種類が多いです。
1.成約1件につき、固定のインセンティブ(数百円~数千円)。
2.成約に繋がった場合、売り上げの数パーセントがインセンティブ。
2の場合、例えば売り上げ1%のインセンティブで、100万円の商品ならば1件あたり1万円になります。
テレアポに向いていると感じたら求人をチェックしよう!
テレアポは始めやすい派遣求人のひとつであり、メリットや魅力がたくさんあります。
正社員以上の成果報酬が望めたり、言葉遣いに関するスキルが習得できたりするため、派遣求人のなかでも上位の人気を誇る仕事です。
コミュニケーション能力があり、しっかりと稼ぎたい人には向いている仕事といえます。