
目次
2025年2月 | 派遣会社 厳選3社


1. 派遣で履歴書が必要なケースといらないケース
派遣で働く場合、タイミングや応募する案件によって、履歴書が必要になる場合とそうでない場合があります。まずは、それぞれのケースを紹介していきます。
派遣会社に登録するときは?
派遣会社に登録するときは、履歴書が必要なケースといらないケースがあります。どういう場合に必要になるかは、派遣会社によります。大手派遣会社の多くは履歴書の提出を不要としており、履歴書がなくても登録できるケースが一般的となっています。一方で、履歴書の提出の代わりにプロフィールや経歴、希望条件などを、自宅のパソコンやスマホからWEB登録(オンライン登録)するケースが増えています。履歴書が必要な会社で登録を行う場合は、事前に用意しておき、登録会や面談で提出するようにしましょう。
案件にエントリーするときは?
派遣会社に登録した後、特定のお仕事・案件にエントリーする場合は、派遣先(就業先)に履歴書を提出する必要はありません。一般的には、仕事に応募する際に履歴書を提出するケースが多いですが、派遣社員が雇用されているのはあくまでも派遣会社です。派遣先との雇用関係はないため、派遣先の企業が派遣社員の候補者に履歴書の提出を要請することや、履歴書によって選考することは違法なので起こりえません。
紹介予定派遣に応募するときは?
通常、派遣先に対して履歴書を提出する必要はないですが、紹介予定派遣の案件に応募するときは例外扱いとなります。紹介予定派遣とは、派遣社員として一定期間働いた後で、就業先企業と直接雇用関係を結ぶことを前提とした働き方のことです。紹介予定派遣の場合、スタート時点は派遣社員としての勤務になりますが、応募段階で履歴書の提出が必要になることがあります。派遣会社の担当者の仲介のうえで、派遣先に履歴書を提出し、選考面接が行われるのが一般的です。
2. 履歴書の書き方
ここからは、履歴書を提出する際の一般的な書き方と、ケース別の履歴書の書き方について紹介していきます。
一般的な履歴書を書く際のポイント
履歴書を書くときに気をつけるべきことは、履歴書の何が見られているのか、目的は何なのかを把握して書くことです。履歴書には事実を端的に書くべきですが、よい印象につながるように書き方は工夫しましょう。まず、文字は崩さずに丁寧に書くことが大事です。書く際は、黒色のペンかボールペンを使用してください。書き直せるようなシャープペンを利用するのも避けましょう。もし書き間違えてしまった場合は、新しい用紙に書き直してください。何度も書き直す必要がないように、あらかじめ別の用紙に書いておくなどの対策をしておくと安心です。履歴書に空欄があると、相手に熱意ややる気がないという印象を与えかねないため、空いている項目があればすべて記入して埋めるようにしましょう。
誤字脱字や記入漏れは、性格の雑さや注意力が散漫という印象を持たれる恐れがあるので注意が必要です。ケアレスミスがないかどうか、提出する前に必ず確認しておく必要があります。職歴が多い場合、複数の職歴が羅列しているだけだと、仕事が長続きしない人だと思われかねません。そのため、まとめられる項目はなるべくまとめて記載するなどの工夫をしておきましょう。
派遣会社に登録するときの履歴書を書く際のポイント
そもそも派遣会社が履歴書を求めるのは、登録者のプロフィールを知るためです。派遣会社が知りたがるプロフィールとは、特にスキル、経験、資格になります。派遣会社は、派遣先が求めている人材としてその人がマッチするのかどうか見極める必要があるため、その人に派遣先で従事する仕事に活かせる経験やスキルがあるかを見ています。決して選考の履歴書の提出を求めているわけではありません。ミスマッチを防いで、求職者が満足できる仕事を紹介するのが最大の目的となります。
履歴書で希望する仕事を十分遂行できることをアピールするためにも、職歴は漏れなく、かつ分かりやすく記載しましょう。職歴が少ない場合は、部署名と業務内容まで書いておくと、経歴がわかりやすくなります。職務経歴以外にも保有する経験やスキル、資格について整理して細かく記載すると、より自分に合った仕事を紹介してもらえる可能性が高まります。転職回数が多い場合や、短期の仕事であっても、職歴は必ず記載するようにしましょう。職歴を省略して空白期間ができてしまうと、悪い印象を持たれる可能性があります。職歴が多すぎて書ききれない場合は、入社と退職を一行にまとめて書くことができます。書くスペースがないからといって、自己判断で職歴を省略することは避けましょう。
取得した資格は正式名称で記入するようにしてください。現在取得のために勉強している資格があれば、それも記入しておきましょう。派遣会社に登録する際の履歴書において、志望動機は不要です。派遣会社で就業するわけではないので、履歴書に志望動機を書くのは不適切です。志望動機を書いても失礼にあたるわけではないですが、志望動機欄や自己PR欄はスキルや経験をアピールするために有効活用するのがベストだと言えるでしょう。
紹介予定派遣に応募するときの履歴書を書く際のポイント
履歴書で伝えられるのはプロフィールや略歴、志望動機など必要最低限の情報です。だからこそ丁寧に、抜けや書き損じがないよう気を付けなければなりません。紹介予定派遣に応募するときの履歴書で一番重要なポイントは、志望動機と自己PRです。派遣会社に登録するときと違い、紹介予定派遣は数カ月後に正社員になることを前提とした契約になるので、派遣先企業にどのように貢献していきたいのかという志望動機をしっかり記入する必要があります。志望動機には、その企業に興味を持ったきっかけや、自分の経験、スキルをどのように活かせるかを具体的に書くと、採用担当者の心をつかみやすくなります。
書類選考を突破できるように、相手に興味を持ってもらえるような内容を書くことが大切です。ありきたりな内容で終わらせるのではなく、再び会いたいと思ってもらえるような履歴書を目指しましょう。ただし、自分のことをアピールしたいからといって、ダラダラと長い文を書くのは避けたほうが無難です。長い文だと、何を伝えたいのかが、かえってわかりにくくなってしまいます。自己PRでは性格や趣味についてわかりやすく、簡潔に伝えることを心がけましょう。自分の長所・短所を書くときは、採用する企業にメリットがあるような書き方ができると効果的です。
紹介予定派遣は、派遣会社の担当者がフォローしてくれることもメリットなので、履歴書の書き方に関しても不安や質問したいことがあれば積極的に相談していきましょう。担当者は就職のプロなので、相談すれば有効なアドバイスがもらえます。客観的な視点でアドバイスしてくれるため、履歴書を提出する前に確認してもらうと、履歴書の完成度がより高くなるでしょう。
派遣の履歴書は難しくない!まずは登録からはじめてみよう
派遣の履歴書は必要な場合とそうでない場合があります。なお、必要な場合には書き方のポイントや注意すべき点がありますので、きちんと理解してから準備を始めるようにしましょう。紹介予定派遣に応募する際には、派遣会社の担当者に相談できるというメリットもあります。派遣の履歴書について不安や疑問も解消できたところで、早速派遣会社に登録してみましょう。