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将来的には家が欲しい!派遣社員でも住宅 ローンを組めるの?

将来的には家が欲しい!派遣社員でも住宅 ローンを組めるの?

派遣社員は正社員と違って社会的信用が築きにくいというのが大方の見方です。金融機関で住宅ローンを組もうにも、正社員でないと借り入れできないのではないかという不安の声もあります。派遣社員でも同年代の正社員よりも稼いでいる人もいるでしょう。それでも、マイホームの取得を諦めなければならないのでしょうか。そこで、この記事では「派遣社員でも住宅ローンを利用できるのか」について解説します。

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目次

2024年12月 | 派遣会社 厳選3社

1. 派遣社員はマイホームの夢を諦めなければいけない?

派遣社員はさまざまな働き方ができます。家庭の主婦が、扶養の範囲を超えずに効率よく働くこともできますし、正社員並みのフルタイムで残業までこなす人もいます。派遣社員でも、専門性に特化した職種で高時給で働いている場合は、同年代の正社員よりかなり稼いでいる人もいるのです。一概にさまざまな立場の派遣社員をひとくくりに考えるわけにはいきません。長く正社員として働いた後に十分な退職金をもらって、自由な働き方を目指して派遣社員になった人もいるかもしれません。

派遣社員であっても、真面目に働いてコツコツ貯金をしてマイホーム取得のための頭金をせっせと貯めた人もいるでしょうし、遺産相続や株で臨時収入があった人もいるでしょう。正社員として働いていても、年2回の賞与はカットで低賃金のまま転職ができずに苦しい生活を送っている人もいるのです。正社員や派遣社員という身分に限らず、家計状況は人それぞれということです。長く賃貸生活を続けるなら、マイホームを取得したほうが安上がりという考え方もあります。実際に派遣社員がマイホームを取得することは可能なのでしょうか。そこで、派遣社員が住宅ローンを利用するための方法を説明します。

2. 派遣社員でも住宅ローンの借り入れは可能!

派遣社員でも、条件を満たせば住宅ローンが利用できます。少子高齢化、婚姻数の減少、持ち家比率の低下などの時世を鑑み、ハウスメーカーや工務店は住宅を売りたいし、銀行などの金融機関は自社の商品である住宅ローンを利用してほしいと思っています。正社員や派遣社員などの雇用形態は、住宅ローンの申し込み審査に加味されることはあっても、審査通過の絶対条件にはなり得ないのです。

住宅ローンは正社員限定の商品ではない

マイホーム取得のために、ほとんどの人が住宅ローンを利用します。住宅ローンは正社員や公務員で安定した収入がないと借りられないものと思っている人もいるでしょう。住宅ローンの貸し付け対象は、大手の都市銀行やネット銀行などでは、非正規雇用者は不可という文言は見られません。現実に公表していなくても、住宅ローンの申し込みは受け付けておきながら多くの銀行では審査で落としているのが現実ではないのか、と考える人もいるのではないでしょうか。就職氷河期を経験した世代や派遣社員として働いている人の中には、もしかしたら持ち家の取得や結婚を諦めた人もいるかもしれません。

しかし、一方で、正社員でなくても結婚をして子どもを持ち、そろそろマイホームを考えているという人もいるでしょう。働き方が多様化している現代では、何も正社員だけが安定しているわけではありません。住宅ローンの借入審査は、あくまでも月々の返済が遅滞なく支払えるかどうかが判断の分かれ目になります。

派遣と副業を同時にこなす人もいる

メインの派遣と、サブの派遣で副業をしている人もいます。また、派遣の他に、インターネットを利用した副業で収入を得ている人もいるでしょう。副業解禁の企業も増えていますが、副業が軌道に乗って稼げている人はそう多くはありません。派遣社員は、正社員で働くよりも自由度が高いことから、副業でかなりの臨時収入を得ているケースもあります。派遣で一定の収入を担保しつつ副業が軌道に乗れば、将来的にはそちらをメインに時間を割くこともできます。派遣でも、専門のスキルを持ち需要のある職種であれば、待機期間を空けずにスムーズに次の派遣先の紹介があるでしょう。高時給の職種なら短時間で効率よく稼ぐことも可能です。継続して働く意志があり安定した収入があれば、正社員でなくても住宅ローンを利用するチャンスはいくらでもあります。

3. 安定した収入があることが第一条件

上でも説明しましたが、住宅ローンの借入審査は、収入が安定しているかどうかがカギです。もちろん、収入に対しての適切な借入額であることも重要で、可処分所得で十分に生活が維持でき、ローンの返済が滞りなく払い続けられるのかという点に重きを置きます。ただし、地方銀行の中には、「正社員または契約社員のみ」「派遣社員は利用不可」など提示されている場合があります。大手の都市銀行でも派遣社員は正社員よりは審査内容や条件が厳しくなることもあるかもしれませんが、派遣社員だから利用不可というわけではありません。もし、派遣社員で審査が通らなかった人がいるとすれば、雇用形態が直接の原因ではなく、他の理由が原因で審査に落ちた可能性が高いと考えられます。もちろん正社員でも審査に落ちる人もいます。

4. 条件を満たしていれば住宅ローンを利用することは可能

住宅ローンが利用できる条件とは何か。一般的にどのような項目がチェックされるのか説明します。まず、誰でも平等に審査されるのが年齢です。この場合、借り入れ時の年齢と完済し終わる年齢は必ずチェックされます。金融機関ごとにそれぞれの上限の年齢が設定されていて、借り入れ時の上限年齢は65歳未満、70歳未満などと決められています。完済時の上限年齢は、80歳未満もしくは、81歳未満というところがほとんどです。つまり、70歳直前に運良く借りられても、およそ10年間で完済する支払い能力がなければ審査に通らないということです。

この完済時の上限年齢は、一昔前までは70歳程度が主流でした。これは、定年延長、年金支給開始年齢の引き上げなどが大きく関係しています。しかし、住宅ローンに関してもさまざまな面で緩和が進んでいるため、派遣社員でも著しく不利になることはないでしょう。専門性に特化した技能を有していて継続的に安定した収入が見込めるなら審査に通る可能性は高いです。もちろん、借入希望額が年収に比して適切であることも大切なポイントです。職業や職種のほかに、勤務年数、預金残高、家族構成なども加味して審査されます。

また、他のフリーローンやマイカーローン、クレジットカードや携帯料金などの支払状況もチェックされます。本人の申告によるものではなく、正式な然るべき調査機関を通して、過去数年分の借入状況や返済状況、延滞の有無なども厳密に調査されるのが一般的です。貸す側の金融機関は、何千万円もの貸し倒れのリスクを回避しなければならないからです。申込者本人の健康状態も加味されます。住宅ローン申し込みの条件に「団体信用生命保険」の加入義務を設けているところもあります。つまり、健康でなければ保険の加入も難しいわけです。これらの条件をクリアして、不安材料がなく問題なしと認められれば、晴れて住宅ローンの借り入れが可能になります。

5. 無理しすぎないこと

ただし、住宅ローンを利用する際の注意点もあります。高額所得者であれば一等地の新築住宅の購入を目指すのも問題ありませんが、そうでない場合、身の丈に合った物件であることも大切な要素です。というのも、年収に対しての年間の返済額の上限を30%や35%に設定している金融機関が多く、収入と物件のバランスが取れていることが重要です。返済回数や毎月の返済額も無理のないように計画しなければなりません。配偶者の収入を過大に当てにせずに済むようにしましょう。

6. 収入が途絶えたらどうするのか

派遣で安定した収入を確保するためには、契約期間満了のあとも期間を空けずに次の派遣先に勤務することが理想です。すぐに次の仕事が見つからなければどうするのか、失業保険で充当するのか、配偶者の収入に頼るのか、親から借り入れして凌ぐのか、貯金を取り崩すのか、先々の見通しも立てておきましょう。住宅ローン申し込みの時点で、的確で納得させられる答えを用意しておくのがコツです。万一派遣切りなどがあったとしても、求人の多い職種か、専門技能を持っていれば有利と見られるでしょう。もし、返済が苦しくなったときは、早めに銀行に相談して返済計画の見直しも検討しましょう。

7. 個人信用情報に傷がつかないように

大きな金額を借り入れるときは、個人の信用情報は必ず調査されます。ローンの中でも住宅ローンが個人が借り入れる最高額の場合がほとんどですから、なおさら審査が厳しくなることは否めません。キャッシングの返済やクレジットカードの支払いの遅延、携帯電話料金の支払いの滞納や延滞などは必ず記録に残るものです。これらの個人信用情報は程度にもよりますが過去5年間はデータベースに記録されて照会できるようになっています。

マイカーローンやカードローンなどの借り入れがあれば、そのぶん住宅ローンの借り入れ上限額が減額される可能性があります。もし、繰り上げ返済が可能なら整理しておくことで住宅ローンの借り入れ上限額が増える可能性があるでしょう。借入額の残高も調べられるため、ごまかして心証を悪くするよりは正確に申告することが大切です。

8. 一度にあちこち申し込まない

住宅ローンが組めるかどうかを心配して、審査に通りたい一心で、同時にあちこちの銀行に一斉に申し込みをすることは避けましょう。住宅ローンは数あるローンの中でも借入審査が厳しいことで定評があります。そのぶん審査期間も長くかかるものです。仮審査、本審査と段階を経て慎重に審査されます。あちこちの銀行に申し込んだ数だけ、審査の際に個人信用情報を照会した履歴が記録されます。その照会記録を見れば、他の金融機関の審査に落ちたから次々に申し込んでいるという見方をされてしまうかもしれません。ともすれば、それだけたくさんの審査に落ちた、あるいは、脛に傷を持つ身で何か不安材料があるため次々に申し込んだ、とうがった捉え方をされることも無きにしもあらずです。

このように同時に多くの借入申込は、それなりに心証は悪いと言えます。ある金融機関では、照会回数の数が多ければ問答無用で審査を落とすことにしているとか。このようなことがないよう、一度審査に落ちた後に頭金をある程度貯めてから再度申し込むなどの対策も立てずに、次々に「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式で申し込むことだけは止めましょう。

派遣でもマイホームの夢を諦める必要はない!

再三説明したように、正社員が無条件で住宅ローンを借りられるわけでも、派遣社員だから住宅ローンが借りられないわけでもありません。派遣社員でも実直に働いて過去に返済や支払いの遅延などがなく、年収に見合った借入額なら住宅ローンの利用は可能です。持ち家が働くモチベーションになることもあるものです。真面目に仕事を頑張る姿が評価されれば、良い条件で正社員に迎えられる可能性もあるでしょう。

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