
目次
2025年3月 | 派遣会社 厳選3社


1. コンビニ派遣とは?
コンビニ派遣はコンビニの店舗に直接雇用されるのではなく、まずは派遣会社に雇用されてから各コンビニへ出向いて仕事を行うものです。ずっと同じコンビニで働き続けるのではなく、人手不足のコンビニなどにその都度派遣されていき、ほかのアルバイトなどの従業員とともにコンビニにかかわる業務を行います。人手不足が慢性的に続くところであれば、頻繁に特定のコンビニへ派遣されることもあるでしょう。しかし、大抵は毎回異なる場所へ派遣されます。そのため、仕事の度に新しい職場で新鮮な気持ちを持って働けるのが特徴です。
2. コンビニ派遣の業務内容
コンビニ派遣の業務には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、3つのパートに分けて内容を紹介していきます。
レジ業務
コンビニ派遣で行う業務として代表的なものに、レジ業務が挙げられます。レジ業務は、どのコンビニでも必須となるものです。しかし、店が違えばレジ機器が異なることもあるので、使い方がまったくどれも同じではないことに注意が必要です。ただ、レジ業務に関する流れは基本的にどこの店舗でも同じです。レジ業務ができれば、どの派遣先でも即戦力として重宝されるでしょう。コンビニ店舗としては、とりあえず人手不足のときにはレジ業務へのヘルプだけでも助かると感じる場合が多く、レジ関係の仕事は派遣に任されやすい仕事のひとつとなっています。
たとえコンビニで働いた経験がなくても、スーパーなどでレジの経験があればノウハウを活かすことができます。ただし、コンビニでは現金やクレジットカードだけではなく、電子マネーやQRコード決済など、新しい決済方法を導入しているところが多いです。レジの経験があったとしてもこれらの決済方法を経験していない場合は、積極的に派遣先の人に聞くことが重要です。
商品陳列・品出し
商品陳列や品出しも、コンビニ派遣で行う業務の代表例です。こちらはレジ業務と並ぶ主要な仕事で、その日に入荷した商品の陳列や品出しを行います。品出しはレジ業務と並行して行われることが一般的で、レジが空いているときを見計らって臨機応変に動くことがポイントです。コンビニは取り扱う商品数が多く、欠品させないようその都度店頭への補充を行う必要があります。また、商品を魅力的に見せるための工夫も大切で、陳列にはスピードだけではなくセンスも求められるものです。コンビニで扱う商品のなかにはそれほど重たいものはないものの、一般的に品出しは力仕事となることも覚えておくと良いでしょう。
その他雑務
レジや陳列などのメイン業務以外にも、コンビニではその他の雑務が多くあります。たとえば、店内やトイレなどの清掃も、メイン業務などの空き時間に従事するのが普通です。トイレ掃除などはある程度時間帯が決まっていることが多いので、派遣先で確認しておくと良いでしょう。調理は、スナックなどを提供しているコンビニで任せられることがある業務です。おでんやからあげなどを揚げたり焼いたり温めたりという業務は、メイン業務と並行して行うことがあります。さらに、派遣はその店舗の指揮命令権のもとで業務を行うのが通常です。店舗によっては、派遣社員にPOPの作成や仕掛け販売などの商品展開を頼むこともあるでしょう。どの業務につくかはそのコンビニ次第なので、派遣先でしっかり確認しておくことが重要です。
3. コンビニ派遣として働くメリット
アルバイトではなく、派遣としてコンビニで働くメリットには何があるのでしょうか。3つの観点から解説していきます。
時給が高いことが多い
コンビニ派遣は派遣会社に雇われたスタッフなので、アルバイトで働くよりも時給が高いことが多いです。ただし、コンビニに雇用されているわけではないので、コンビニから賞与が出ないのが一般的です。また、派遣社員には交通費が出ず、自己負担になることがあるので注意が必要です。
希望するときに働くことができる
コンビニ派遣にかかわらず、派遣全体のメリットに、希望するときにだけ働ける点が挙げられるでしょう。事前に派遣会社へシフトなどの希望を伝えておけば、条件にあったものを紹介してくれるため自分で探す手間が省けます。勉強や子育てなどがありフルタイムで働けないといった事情がある場合には、派遣を積極的に利用することで自分のスケジュールにあう柔軟な働き方ができるようになるでしょう。
人間関係のいざこざに巻き込まれにくい
職場での人間関係のいざこざを避けたいと思っている人も、コンビニ派遣にはメリットがあります。コンビニ派遣ではその都度出向くコンビニが異なることが多く、同じコンビニに長居して働き続けることは少ないです。そのため、コンビニ内での人間関係をあまり意識する必要がなく、余計なことに頭を悩ませなくても良いのが利点です。
4. コンビニ派遣として働くデメリット
一方で、コンビニ派遣として働くデメリットもあるので見ていきましょう。
派遣先が頻繁に変わる
コンビニ派遣のデメリットは、頻繁に派遣先が変わることです。前述のように、コンビニ派遣では派遣先が固定されているわけではなく、その都度変わることが多いです。したがって、毎回勤務地がバラバラになることで、行き先のルートを調べたり、陳列作業の際に店内の配置を把握したりと、負担になることもあります。さらに、派遣先によっては交通費の負担が大きくなったり、乗り換えなどがうまくいかず通勤時間が長くなってしまったりする恐れもあるでしょう。
基礎的なスキルが求められる
コンビニ派遣として活躍するために重要なのは、レジ業務や品出しといった、コンビニで求められる基礎スキルです。つまり、一からものを教わるのではなく、即戦力になれるかどうかが大きいのです。そのため、コンビニやスーパーなどで働いた経験がないと、派遣先でうまくいかない恐れがあります。ほかにも、毎回新しい職場になることが多いので、初対面の人とコミュニケーションがとれるかどうかもポイントです。毎回一緒に働く人が変わり、その度に挨拶などをするのが好きではない人にとっては、派遣先が一定していないことがデメリットに感じられるでしょう。さらに、コンビニ派遣では、レジ操作や配置に素早く対応できる柔軟性なども求められます。
5. コンビニ派遣はまず派遣会社選びから
コンビニ派遣に興味が出たら、まずは適切なコンビニの仕事を紹介してくれる派遣会社選びが重要となります。コンビニ派遣をしてみたいと思ったら、派遣会社に登録して希望を出すことからはじめる必要があります。その際に気をつけておきたいのは、派遣会社によっては求人の基準や待遇などが異なることが多い点です。派遣会社にはそれぞれ独自性があるので、同じ案件でも時給などが異なることは珍しくありません。
より良い求人を求めるのであれば、複数の派遣会社に登録して比較するのがベストでしょう。
コンビニ派遣に興味が出たらチャレンジしてみよう!
コンビニ派遣は、コンビニに雇われるよりも高い時給で働けるのが魅力の働き方です。ただし、職場が頻繁に変わり、レジ業務や品出しなどの基礎スキルが求められることから、向き不向きがあるということもできます。しかし、コンビニ勤務経験があれば、即戦力として活躍できるかもしれません。興味があればぜひチャレンジしていきましょう。