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派遣社員は副業できる?知っておきたい注意点やおすすめの副業を紹介!

派遣社員は副業できる?知っておきたい注意点やおすすめの副業を紹介!

時代の変化と共に終身雇用制度が崩壊し、少子高齢化による労働力不足が現実味を帯びてきました。平成の終わりから、「副業」という言葉をよく耳にするようになったという人も多いでしょう。しかし、副業に興味があっても、実際に副業ができる否かは、勤め先の方針による影響が大きいです。そこで、派遣社員として働く人も副業ができるのかを詳しく解説します。

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目次

2024年10月 | 派遣会社 厳選3社

1. 副業の基礎知識

リモートワークやフレックス制度など、働き方が多様化する中で、副業を視野に入れる人も増えつつあります。副業を検討する前に、副業の定義や注目されるようになった背景など、基本的な知識を頭に入れておきましょう。

副業の定義

副業は一般的に「本業とは別に収入を得ている仕事」とされていますが、明確な定義が存在するわけではありません。副業と同じ意味で、兼業やサイドビジネスと呼ばれることもあります。そのため、本人が認識する「本業」が存在し、それ以外の収入源が「副業」という扱いです。就労形態もパートやアルバイト、日雇い、内職、個人事業主としての起業など、さまざまな形があります。

また、副業の就労形態にも多くの種類があるように、副業により得た収入も、給与収入や事業収入、不動産収入、雑収入など、いくつかのカテゴリに分類されるのです。なお、公務員は法律により、原則として副業が禁止されています。一般企業でも、就業規則などで副業を禁止している会社が多いです。ただし、公務員の場合、株取引やネットオークション等は「事業として行っているか」という判断が難しいことから、副業とは見なされていません。

副業が話題になった背景

副業という働き方に注目が集まったきっかけは、2018年1月に厚生労働省が発表した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」です。ガイドラインの内容を各メディアが取り上げた影響もあり、2018年は「副業元年」とも呼ばれました。同時に発表された「モデル就業規則」でも、これまでは副業禁止とされていた就業規則の内容が、副業を許可するものへと変更されています。これは、働き方改革の一環であり、国民の働き方の選択肢を増やし人材を幅広く活用することで、深刻化する労働力不足に対応するという政府の狙いによるものです。2017年の10月には、携帯電話の大手キャリアとして知られるソフトバンクと、モバイル向けゲームやSNSサイトなどのWebサービスを展開する株式会社DeNAが、副業を許可する旨を発表しました。

副業のメリット

副業を行うメリットは、収入が増えるというだけではありません。本業以外の収入源を持つことで所得が増えれば、生活レベルが向上し、経済的な不安も解消されるでしょう。将来への蓄えも可能になります。しかし、収入のためではなく、スキルアップのために副業を始める人も多いです。本業で安定した収入を確保できている状態であれば、自分が本当にやりたい分野を副業にすることもできます。

さらに、本業では挑戦できない仕事を副業として選べば、経験やスキルが増し、より視野が広がるでしょう。副業で得た知識やスキルを、本業に生かせる可能性もあります。起業や転職を検討している人であれば、本業を続けながら副業を始めることで、よりリスクの少ない方法で起業や転職をする方法を試行したり、準備を整えたりすることが可能です。

2. 派遣社員は副業をしても大丈夫?

2018年以降、副業を促進する流れが続いており、労働者側にも副業を持つメリットは十分にあります。しかし、実際に派遣社員が副業を始められるのか、気になっている人もいるでしょう。ここからは派遣社員と副業に関する事情について説明します。

法律と就業規則の関係

法律には副業を規制する旨は定められていません。過去の裁判例でも、就業時間外における労働者の活動について、企業側が制限を設けることはできないとされています。ただし、副業を持つことで想定されるリスクがある場合は、副業を禁止することが可能です。具体的なリスクとして、本業に支障が出ることや、本業で得た情報が漏えいするおそれがあること、本業として働いている企業の信用や名誉が著しく損なわれること、競合他社で働くことにより本業の利益が損なわれることの4つが挙げられます。そのため、法的な拘束力がないとしても、派遣社員が副業を持てるかは派遣会社の就業規則に左右されるのです。

派遣会社によって異なる就業規則

派遣会社が雇用契約を結んでいるのは、派遣されている企業ではなく派遣会社です。そのため、副業を始めるのであれば、派遣元である派遣会社の就業規則を確認する必要があります。就業規則で副業を禁止する旨が明記されているのであれば、隠れて副業をすると、発覚したときに本業を失うおそれがあるので注意しましょう。しかし、禁止されていなければ、派遣社員として働きながら副業を始めることも可能です。基本的には副業を禁止していない派遣会社が多いものの、就業規則の内容は会社により異なります。就業規則に副業に関する記載がない、または確認したもののよくわからないという場合は自分で判断せず、派遣会社のスタッフに相談したほうが安心です。

3. 副業をするときに気をつけるポイント

就業規則を確認し、副業をしても問題ないことがわかれば、派遣社員を続けながら副業を持つことができます。副業を始める際に、気を付けるべきポイントをチェックしておきましょう。

本業の仕事に悪影響を与えない

副業をする際、本業である派遣先での業務に支障をきたさないことが大前提です。たとえば、副業を始めたことで睡眠不足が続き、遅刻や欠勤が増えるようなことがあってはいけません。ただし、仕事として報酬が発生する以上、副業も本業と同じように責任を持って引き受ける必要があります。そのため、副業にも本業にも支障が出ず、体調を崩すことなく働けるラインを見極めることは非常に重要です。

副業は無理のない範囲で取り組むことを念頭に置いたうえで、自分の体力面と相談しながらスケジュールを立てましょう。また、派遣先の業務で知った情報を副業で扱うなど、派遣先の企業にとって不利益になるようなことをしてしまうと、派遣元である派遣会社の信頼を失墜させてしまう可能性があります。副業を選ぶ際は、派遣先の企業と同じ業界や競合他社は避けるなど、本業に悪影響が出ないよう注意しましょう。

確定申告をする

副業を始めるのであれば、自分で確定申告を行うことも忘れてはいけません。本業だけであれば、給与を支給されるのは一社のみなので、派遣会社の年末調整を受けるだけで1年間の税金を確定させることができます。手続きも、派遣会社に必要な書類を提出すれば完了です。しかし、副業で得た所得が年間20万を超えてしまうと、年末調整だけではなく確定申告の手続きも必要になります。確定申告の際は申告書や源泉徴収票などの書類を用意して、税務署に提出しなければいけません。本来であれば確定申告をする必要があるにもかかわらず手続きを怠った場合は脱税にあたり、刑事罰に問われるおそれがあります。さらに、無申告加算税や延滞税の支払いを求められることもあるので注意しましょう。

4. 派遣社員の副業にはどんなものがある?

副業にはさまざまな種類がありますが、大きく分けて在宅でできる仕事と、外で働く仕事の2種類があります。副業となる仕事には具体的にどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

在宅で働く

インターネットの普及に伴い、自宅でできる在宅ワークの幅が広がりつつあります。副業の場合は移動時間がなく、本業が終わった後や休日も取りくみやすいのが大きなメリットです。そこで、在宅でできる仕事の具体的な内容を紹介します。

クラウドソーシング

クラウドソージングは、副業として普及しつつある働き方の一つです。自分が得意とする分野の知識や技術、経験などを必要としている企業や個人と個別に契約を行い、仕事をすることで報酬が発生します。たとえば、SNSで使用するアイコンの画像を欲しがっている人と契約し、イラストを作成するかわりにお金をもらうのも、クラウドソージングの一つのスタイルです。

クラウドソージングを始めるにあたり、必ずしもプロである必要はありません。そのため、アマチュアでも気軽に始められるというメリットがあります。さらに、仕事の種類も豊富です。イラストに限らず、記事の執筆やプログラミング、アンケートやデータの入力など、さまざまな選択肢があります。クラウドソージングサービスを利用すれば、あらゆる種類の案件が毎日のように更新されているため、自分が得意な分野の案件を見つけやすいでしょう。

アフィリエイト

アフィリエイトも、クラウドソージングと同じくネットを介して取り組める副業の一つです。アフィリエイトとは自分のブログやWebサイトなどに広告を掲載することで、広告収入を得る働き方を指します。アフィリエイトはパソコンやスマートフォンがあれば簡単に始められるうえ、更新するペースも自由に決められるのが特徴です。自分の得意分野や趣味を生かして、企業の商品やサービスを紹介している人もいます。

クラウドソージングのように納期や締め切りが設定されているわけではなく、自由度が高いのも大きなメリットです。ただし、掲載する広告の内容によっては、派遣先の企業や派遣元に不利益を与えてしまう可能性があります。トラブルを避けるためにも、本業に近い分野や同じ業種の広告・商品を取り扱うのは控えたほうが良いでしょう。

投資

納期や締め切りがなく、自分のペースでできるという理由から、投資を副業に選ぶ人もいます。仮想通過が話題になったことからもわかるように、お金を使ってお金を増やすことで収入を得ている人も少なくありません。具体的な投資の方法として、株式投資や不動産投資、FXなどが挙げられます。ただし、投資はお金を稼ぐ手段というよりも、資産運用の一環として扱われることも多いです。

そのため、投資が仕事といえるのかは、人によって意見が分かれます。基本的に、資産運用は個人の判断で行うものです。投資でお金を稼ぐことが目的だとしても、副業と見なされなければ、問題なく続けられるでしょう。しかし、企業によっては副業か否かを問う前に、投資そのものを禁止している場合があります。副業として投資を検討しているのであれば、始める前に就業規則をしっかりと確認しておきましょう。

外で働く

在宅ワークは、自宅で取り組めるのが大きな魅力です。しかし、人によっては外へ出て、直接人と触れ合う働き方を選んだほうが充足感を得られる場合もあるでしょう。そこで、副業として人気が高い仕事の中でも、外で働く仕事について紹介します。

接客・販売の仕事

本業の派遣社員として働いているときは、事務などの内勤をしている人の場合、副業では接客や販売のように人とコミュニケーションをとる仕事を選ぶケースがあります。たとえば、本業の休日が土日祝日で、旅行が好きという人であれば、休日に副業としてツアーコンダクターの仕事をすれば、自分の好きなことを追求しながらお金を稼ぐことができるでしょう。

特に、接客や販売の分野では、大型連休中の人手不足が大きな課題となっています。そのため、休日のみシフトに入るとい条件でも、歓迎してもらえることが多いです。クリスマスやバレンタインデーなどの繁忙期には、臨時販売員の短期バイトを募集している店舗もあります。ただし、その場合は休日を返上して副業に励むことになるため、実質一日も休むことができません。本業、副業ともに支障をきたすことがないよう、体調管理には十分に気を付けましょう。

単発の仕事

副業として外で働きたいという人の中には、長く続けられるかわからない場合や、旅行費用などを稼ぐために一時的に収入を増やしたい場合もあるでしょう。副業ができるタイミングだけ働きたいという人は、単発の仕事を選ぶと安心です。単発の仕事には、イベントのスタッフや試験監督など、さまざまな内容があります。アクティブに動きたいときはイベントスタッフの仕事、なるべく体力を消耗したくないときは試験監督の仕事など、目的や体調に合わせて仕事を選ぶのも良いでしょう。

1~2日の短期で働ける仕事や、休日や土日に働ける仕事も多く、スケジュールの調整がしやすいのも大きなメリットです。デメリットは、働きたいときに毎回仕事を探さなければいけないという点です。しかし、多様な仕事にチャレンジしてみたい人や、同じ仕事を繰り返すのが苦手な人には向いています。

派遣社員でも副業は可能!自分らしい働き方をしよう!

働き方改革の影響もあり、派遣社員の待遇は改善に向かいつつあります。派遣会社の就業規則をしっかり確認し、ここで紹介した副業をする際のポイントを踏まえれば、副業を通して自分らしい働き方を選ぶことができるでしょう。

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