主婦や副業に最適！？在宅でできるデータ入力の仕事の内容とは

1. 仕事として入力するデータとはどんなデータを扱うのか？

在宅のデータ入力の仕事と一言でいっても、その種類は多様です。具体的には、下記のようなものがあります。自宅のパソコンを使って文字の入力を行う仕事は、在宅のデータ入力で最もよく見られるものです。単純作業になりますが、指示に従って効率よく進めていくようにしましょう。web画面に表示される文字や紙の資料、インターネットから収集した情報などのデータを表にまとめたり、決められたレイアウトに従って文書を作成したりする仕事もデータ入力では見られます。具体的にいうと、会社の決算データ入力、仕訳伝票を会計ソフトに入力、アンケート調査結果入力、名刺やさまざまな伝票入力、ECサイトの商品情報入力です。さらに、受発注や在庫のデータ管理顧客情報入力、PDFファイルのテキストデータ化、レシート入力などもあります。このようにデータ入力と一言でいっても、仕事を発注している会社によっていろいろなものが存在するのです。データ入力の中には、会社の機密データを扱うものもあります。機密データは当然、外部に漏らしてはいけないデータになるので、細心の注意を払いながら作業するようにしましょう。

2. データ入力とは別の作業を含む場合も

データ入力の仕事として募集しているものでも、それだけに限定しない業務を任されることがあります。具体的には、下記のような業務です。文字起こしは、音声や動画の発話を文字にする仕事です。また、聞き取る力が必要なため、集中力が必要な仕事といえるでしょう。複数人の会話を文字に起こす場合は、さらに難易度が上がります。webライティングは指示に沿った記事執筆を行う仕事です。日常的な話題を扱った簡単なものから、専門的な知識が必要なものまで多種多様な案件があります。もちろん、一般的には専門的な知識が必要な案件のほうが報酬は高くなるでしょう。画像処理は専用の画像ソフトによって、加工処理を行う仕事です。多くの場合はそれほど複雑なことは求められないので、初心者でも慣れれば問題なく行うことができるでしょう。商品出品代行は、商品説明文と画像を使って出品作業を行う仕事です。現代は転売などのビジネスをしている人が多く、法人はもちろん、個人単位での依頼も多い仕事になっています。マニュアルの翻訳は翻訳文を入力する仕事です。英語のものを翻訳することも多いため、外国語が得意な人はスキルを生かして働けるでしょう。電話アポや取材などは、実際に自分で行って結果を入力して報告する仕事です。好奇心旺盛で、積極的に行動することが好きな人に向いています。

3. データ入力の収入はどのくらい？計算方法は？

データ入力の仕事は出来高制、時給制、文字単価などのさまざまな計算方法があるため、一律に収入がいくらということはできません。出来高制は成果に応じて、時給制は働いた時間に応じて、文字単価は文字数や能力に応じて報酬が支払われるシステムです。一般的には単純作業ほど収入は低く、住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどの項目を5種類入力して1円という場合もあるのです。また、同じような案件で40000文字を4日以内に納品して5000円というものも実際に存在します。さらに、初心者向けライティング指導や添削込みと称し、2000文字で50円という信じられないくらい安いものもあります。このように、初心者のうちはどうしても安い金額で働くことになるのです。ただ、ある程度作業に慣れてきたら、作業時間と収入が見合っているかよく考えたほうがよいでしょう。データ入力を含む在宅ワークは、時給換算すると100円にも満たないものから2000円程度のものまで格差が激しいからです。たとえば、同じライティングの作業をするにしても、むずかしい専門知識が必要なジャンルなら高時給を狙うこともできます。

4. 在宅だと雇用形態はどうなるの？

在宅で仕事をしていると、雇用形態が気になるものです。基本的には、社員として会社に雇用されたり、社員が在宅勤務を命じられたりしていなければフリーランスという身分になります。フリーランスとは、個人事業主とほぼ同義であり、会社や仲介業者と業務委託契約を結んで働くことになるのです。業務委託契約は会社や仲介業者と雇用関係は存在せず、業務委託契約書というものでお互いに契約する形になります。業務委託契約書は、業務内容、納期、報酬、支払期日、著作権などについて記載する書類として機能するものです。そして、業務委託契約書を2部作成して、お互いに署名押印して保管すれば契約完了です。なお、業務委託契約は在宅勤務でよく使われる契約形態ですが、登録型のクラウドソーシングなどでは契約を結ばないで仕事をするときもあります。

5. データ入力に必要な機器は？自分で用意するものは？

データ入力の仕事を始めるのには、いくつかの機器が必要です。ここでは、その機器などを紹介していきましょう。

6. 使用機器

機器といっても、データ入力に特別なものは必要ありません。しかし、いくつかの機器は必須のものとなっているので、持っていないようなら事前にそろえておくとよいでしょう。まず、必要なのがパソコンです。パソコンはMacではなく、サポート期限内のWindowsが一番無難といえます。また、故障などの万が一に備えて、サブマシンがあると安心でしょう。なお、当然ですが、スマホやタブレット端末だけでは、データ入力の仕事はできません。次に必要なのがプリンターです。プリンターは最悪なくても仕事はできますが、赤入れした校正紙の提出を求められることなどもあるので、用意しておけば便利です。最後に必要なのがFAXであり、原稿や指示をFAXで送ってくるところも存在します。ただ、FAXはパソコンとプリンターで代用することも可能となっています。

7. 通信環境

パソコンだけではなく、安定した通信環境もデータ入力の仕事では必須です。安定した通信環境とは、インターネットに常時接続できる環境ということです。家で仕事をするなら安定回線の常時接続、ブロードバンド環境は構築しておきたいといえます。また、スマホのデザリングでもインターネットに接続することはできますが、オンライン作業や重いデータのやり取りでは不安があるでしょう。さらに、連絡などで自分専用のメールアカウントも必要になります。メールアカウントはフリーメールでも問題ないところが多いので、事前に作成しておくとよいでしょう。

8. アプリケーション・ソフト

データ入力の仕事では、いくつかのアプリケーション・ソフトも必要です。一番重要といえるのが、ウイルス対策ソフトです。これはデータ入力の仕事だけではなく、パソコンをインターネットに繋ぐなら必須といってもよいでしょう。次に利用頻度の多いソフトは、WordやExcelです。業務内容にもよりますが、WordやExcelファイルで納品を求められることもあり、できれば用意しておきたいソフトです。また、画像関係の処理を行う場合は、高価な専用ソフトを指定されることが多くなっています。高額なので持っていない人は困りますが、代替ソフトやGoogleアプリで代用可能な場合もあるようです。さらに、業務に必要な会計ソフトなどは支給されることもあるので、上手に活用していきましょう。最後に、発注者との連絡はメールだけではなく、無料のツールを利用することもあります。連絡用の無料ツールはインストールすればすぐに使えることも多いので、指示を受けたらインストールしておくようにしましょう。

9. データ入力を始めるのに必要なスキルは？

データ入力の仕事を始めるには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。具体的に、必要なスキルを紹介していきます。

パソコンのひと通りの基本的な操作は理解しておきたい

パソコンやインターネットの基本操作、基本用語知識などの一通りのITスキルはデータ入力の仕事に必要です。たとえば、ファイル添付やメールの送受信、アプリのセットアップなどがこのスキルに相当します。また、不具合や分からないことは検索して対応できるスキルも求められます。検索して自分で調べるスキルがないと、分からないことがある度に取引先に確認することになってしまうからです。取引先も仕事などで忙しいことが多いので、少し調べて分かることなどは自分で解決するようにしましょう。さらに、取引先に業務内容とは無関係のパソコン操作方法の説明を求めないことなども同様です。

ブラインドタッチとタイピングスキルは？

ブラインドタッチとは、自分の手元を見ないでタイピングする技術を指します。慣れてくると資料、手元、画面の3カ所を見ずに済むようになるため、必ず習得したいスキルです。ブラインドタッチを行いながらタイピングスピードが速くなれば、効率的に作業をこなせるので収入が上がりやすくもなるでしょう。また、タイピングスピードに関してはやればやるほどスキルアップしていくため、練習を繰り返すことが大切です。ネット上には効率的に勉強できるサイトもあるので、練習にはそのようなところを利用してみるのもよいでしょう。なお、タイピングは自分一人でも練習できるので特別な資格などは不要といわれています。ただ、タイピング検定所持者は選考の際に有利になることもあります。

ホウ・レン・ソウ！コミュニケーションスキルも必須

在宅で仕事をする場合、基本的に相手の顔を見ることはありません。しかし、顔が見えない相手だからこそ、コミュニケーションスキルが重要といえるのです。具体的には、作業を進めるうえで疑問点などがある場合、自分勝手に解釈して進めるのは厳禁です。このようなときは、綿密にコミュニケーションを取って、間違いのないように進める必要があるといえるでしょう。また、よかれと思って指示を無視して勝手に変えることも厳禁です。実際の職場では報告・連絡・相談が必要といわれますが、それは在宅でデータ入力をするときも同じなのです。特に、納期に間に合わないときは、早めに相談をするようにしましょう。

ビジネスマナーも見られている

コミュニケーションスキルと同様、ビジネスマナーも在宅ワークでは重要です。特に、社会人経験がない在宅ワーカーは発注側も不安になってしまうため、相手に信用してもらうことが大切なのです。信用してもらうためには、ビジネスマナーをしっかりと守り、真面目に仕事に取り組む姿勢が重要となります。たとえば、在宅ワーカーの中には業務の途中で連絡が取れなくなり、発注者側が困ってしまうケースも存在します。このような不安を相手に与えないためにも、返信などのレスポンスは早めにしたほうがよいでしょう。また、直接対面していなくても、ビジネスマナーは守るのが当然です。したがって、メールなどでやり取りするときも言葉遣いに気を付けるようにしましょう。最後に、在宅ワーカーだからといって、甘えが許されるわけではありません。会社に出勤して働くときと同様、途中で仕事を投げ出さない姿勢が必要です。逆にいえば、しっかりと責任感を持ち、ビジネスマナーを守って仕事をすれば、発注者側にも信用してもらうことができます。信用してもらえれば、よい仕事を優先的にもらうことなどもできるようになるでしょう。

10. 在宅のデータ入力の仕事の探し方は

在宅のデータ入力の仕事はいくつかの探し方があります。具体的な探し方と場所については、下記の通りです。クラウドワークスやランサーズなどの大手クラウドソーシングサイトには、毎日多くの案件があります。案件の募集内容は初心者向けのものから上級者向けのものまで存在するので、自分に合ったものを見つけることができるでしょう。indeedは幅広くさまざまな求人を網羅しているサービスとして有名です。全体としては一般的な求人内容が多いですが、タイミングがよいときは在宅ワークの仕事を見つけることもできます。そのため、時間などに余裕があれば、クラウドソーシングサイトと並行してチェックしてみるのもよいかもしれません。会社が独自に自社サイトで募集をしていることもあります。数は少なく、求められるスキルも高めなことが多いですが、機会があるならチャレンジしてみるのもよいでしょう。ただ、このときは会社との直接契約となります。初心者の場合、まずはクラウドソーシングサイトなどの仲介業者経由のほうがいろいろと安心といわれているのも事実です。なぜなら、初心者が直接契約を行うときは、相手がしっかりとした会社かどうか、見分けるのがむずかしいからです。

効率よく稼ぎたいなら時短で派遣で働く選択肢もあり

在宅のデータ入力は初心者が取り組みやすいと思われがちですが、実際に稼げているのはごく一部のみです。また、始めるのに費用がかかるものなど、信用できない発注者も存在します。そのため、外出できる時間が取れるのなら、派遣で働いたほうが確実でしょう。データ入力業務なら時給1000円以上は確実、スキルがあれば1500～1700円スタートも狙えます。仕事は自分で選べるので、まずは登録してみてはいかがでしょうか。

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