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2024年12月 | 派遣会社 厳選3社
調査概要
- 調査手法:派遣に関するインターネット調査
- 対象者:派遣社員 n=250名
- 性別:男性 83名 女性162名 答えたくない5名
- 年齢: ~20代 72名、30代 95名、40代以上83名
- 対象地域:全国
- 調査時期:2022年5月13日~2022年5月22日
2020年以降、時給交渉に挑戦しましたか?
時給交渉の有無をお伺いしたところ、挑戦された方は28%と少数派となりました。
2019年の時給交渉調査
こちら、2019年に同様のアンケート調査を行った結果となります。
コロナ禍前であったとしても時給アップの交渉を行ったのは全体の31.2%となっており、コロナ後とほぼ変わらない数値でした。
単価交渉をする・しないの意思決定に、コロナ禍は影響を与えていないことが分かりました。
時給交渉は成功しましたか?
2020年以降、時給交渉を行った派遣社員の皆様に「交渉は成功しましたか?」と尋ねたところ、成功したと回答したのは49%でした。
2019年の時給交渉成功率
対して、2019年の時給交渉成功率は88.4%でした。
2020年以降の成功率が49%でしたので、コロナ禍によって時給交渉の成功率が大きく下がったこと、判明しました。
どのくらい時給は上がりましたか?
時給交渉が成功した皆様へ、どれくらい上がったのかお尋ねしたところ10円~100円未満が最多の回答となりました。
また、100円以上あがった人たちを合算しても100円未満の人たちの方が多数派であり、時給の上り幅を見てもコロナ禍の影響が大きかったことが伺えます。
コロナ前の時給交渉上り幅
尚、2019年の時給交渉の上り幅を見ると、多数派は2020年以降と変わらず10円~100円未満でした。
ただし、100円以上の人たちを合算すれば10円~100円未満の割合を上回る結果でしたので、そのことからもコロナの影響は感じられると思います。
コロナ前後の派遣社員時給交渉を調査した結果
過去の幣メディア調査結果と新たに実施したアンケート調査から、コロナ禍前後の派遣社員時給交渉の実態が明らかになりました。
企業側へも大きなダメージを与えていることは想像に難くなく、結果として2020年以降の時給交渉の成功率や上り幅はコロナ前に比べ減少しておりました。
ただ、コロナ前後どちらも時給交渉をチャレンジされた方は3割ほどしかいらっしゃいませんでした。
コロナ後であったとしても交渉に成功している人はいます。
派遣社員の皆様も、派遣会社のスタッフさんなどを介して時給アップ交渉をされてみては如何でしょうか?