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派遣検定とはどんな検定?受けるメリットや勉強方法について知ろう!

派遣検定とはどんな検定?受けるメリットや勉強方法について知ろう!

資格検定にはさまざまなものがありますが、その一つとして「派遣検定」があります。派遣業界に興味があるなら、派遣検定を受けてみようと考えている方が多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、派遣検定の概要や事前に知っておきたい勉強方法、試験の合格率や派遣検定を受けるメリットなどについて説明していきます。

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目次

2024年12月 | 派遣会社 厳選3社

1. 派遣検定とは

派遣検定は正式名称を「労働者派遣契約責任者検定」と言い、労働者派遣にかかわる関係法令の知識をはかるために行われる検定になります。人材ビジネスコンプライアンス推進協議会(CPC)が2010年から実施している資格試験なので、まだ歴史は浅いですが、今後は派遣会社で働くうえで必要な資格となることが考えられます。派遣検定には、労働者派遣に従事する者「派遣元企業、派遣先企業、業務担当者」のコンプライアンス能力の向上と、コンプライアンス能力の標準化をすすめる目的があります。この派遣検定によって、労働者派遣事業に従事する者として一定レベルのコンプライアンス能力を有する者であることを判定し、認定します。

2. 派遣検定の資格試験について

派遣検定の試験内容はどのようなものなのか、その概要を知っておきましょう。

受験資格

派遣検定の受験資格は、成人であること(20歳以上)のみとなっており、この受験資格を満たす人であれば誰でも受験することができます。実際は労働者派遣に従事している派遣元企業の担当者が多く受験していますが、派遣業界で働いていなくても受験することは可能です。派遣会社に勤めている人以外にも、派遣先企業で働く人や人材業界に興味がある就活生なども受験しています。ただし、試験の問題は労働者派遣事業に携わって3年以上経ち、労働者派遣元責任者講習を受講済みの人を想定して出題されるため、派遣業界以外で働く人が合格するのは難しいと言えるでしょう。

試験の内容

派遣検定は、労働者派遣に関係する法令についての知識を有する者であることを認定する検定であるため、労働者派遣に関係する法令から出題されます。具体的な出題範囲は、労働者派遣法・労働基準法・労働安全衛生法・個人情報保護法・社会保険・一般常識などです。試験は50問の択一式マークシートで、試験時間は90分間となっています。

申し込み方法と受験料

派遣検定は、2月中旬頃と8月上旬頃の年に2回実施されています。願書申し込み受付期間は12月上旬~1月下旬頃までと、6月上旬~7月下旬頃までとなっているので、忘れないうちに早めに申し込んでおきましょう。申し込みは派遣検定の公式ホームページで受け付けています。札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡の中から希望する試験会場を選び、必要事項を入力して申し込みを済ませてください。

申し込み数が会場の定員を超えた場合は先着順となることもあるので、締め切り間近に申し込むと、希望の会場で試験を受けられない可能性もあります。そのようなことがないように、ホームページで受付開始が始まったら早めに申し込みを済ませておきましょう。受験料は8000円ですが、協議会賛助会員は7000円となります。指定された支払い期限までに、銀行振込で受験料を支払っておきましょう。

合格基準と合格率

基本の合格ラインは100点満点中の80点以上で、偏差値調整によって合格ラインは多少変わります。これまでの合格率は約30~40%となっていますが、2010年に始まった検定で歴史が浅いため、合格率の高さについて判断はしづらい面があります。また、試験内容自体は平易で基本的なものが多いため、合格率が低くてもきちんと勉強すれば合格を目指すことは十分可能です。試験前には協議会による事前研修が行われているので、試験対策のために参加しておきましょう。事前研修を受けていなければ、合格の難易度は上がってしまうので注意が必要です。

合格後の更新制度

人材派遣や人事・労務に関する法律は、毎年のように改定・新設されています。そのため、一度試験に合格したからといって、資格をずっと保有できるわけではありません。有効期間3年間の更新型資格となっているため、資格を持ち続けるには更新試験を受験して合格する必要があります。派遣検定の更新試験は年に2回行われており、この更新試験に合格しなかった場合は資格失効となってしまいます。更新試験はウェブ上で実施されるので、試験期間中の都合の良い日時に専用の検定試験サイトにアクセスしましょう。必要事項を入力すれば受験することができます。なお、更新試験の受験料は5000円となっています。

3. 合格を目指そう!派遣検定の勉強方法

派遣検定は労働基準法など労働法令から出題されるため、それらの範囲を網羅しているテキストを中心に勉強するのが最善策となります。派遣検定のホームページには、過去に主題された問題が掲載されているので、試験を受ける前に実際に解いて実力をチェックすることも可能です。派遣会社で働いているのであれば、派遣元責任者講習で受ける内容を予習することもできます。試験実施団体が行っている事前研修(費用1万円)に申し込んで勉強することも可能なので、知識を補足する際に活用しましょう。

4. 派遣検定を受けるメリット

優良な派遣会社を認定する制度として、「優良派遣事業者認定制度」があります。この制度により、一定の基準を満たした優良な派遣会社には優良マークが認定され、派遣会社を選ぶときの一つの重要な基準となります。優良派遣事業者認定制度は事業所単位を優良認定するものですが、それを個人単位に行うのが派遣検定です。派遣検定に合格した人は合格認定証と合額認定バッジ、名刺用の印字データを受け取ることができ、最新の法律と派遣の知識があることをアピールすることができます。

また、すでに派遣会社で働いている人は、派遣検定を受けていれば実務にかかわる法令理解を深め、コンプライアンス意識を向上できるメリットもあります。派遣検定の資格を取得しておけば派遣社員として働きやすくなるので、派遣会社で働き続けたいなら、派遣検定の受験は必要不可欠だと言えるでしょう。

5. 今後はどうなる?コンプライアンス意識の高さをアピールできる!

優良マークを取得している派遣会社は毎年のように増えており、大手の派遣会社ならどこも当たり前のように優良マークを取得している状況です。優良マークが標準的な基準となってきている状況の中で、派遣検定は良い営業担当者を見極める大事な指標となります。派遣検定に合格していれば、法律に詳しく、コンプライアンス意識の高い人であることを示すものとなるため、顧客からの信頼度を高めることができます。試験実施団体は派遣検定の認知度向上を目指しており、今後派遣検定の認知度がさらに向上すれば、合格者のステータスもより高まっていくと予想されます。そのような先を見越したうえで、早めに勉強しておくことが大事です。

現在は特別な資格がなくても派遣業務を行うことは可能ですが、労働者派遣に関係する法令が毎年のように改正される中で、コンプライアンス能力を高めることは必要不可欠だと言えます。今後は派遣検定の認知度の高まりとともに、派遣会社で働くうえで必須の資格になる可能性もあるため、早めに取得しておけばライバルに差をつけることができます。労働者派遣事業に携わる立場なら、早めに取得しておいて損はないと言えるでしょう。

安心!人材派遣はさまざまな法に基づいて行われている!

派遣検定という検定があることからもわかるように、人材派遣業界は複数の法律に基づいて適切に行われている実態があります。法改正により派遣業界の質が高まっていて、派遣スタッフは働きやすい環境で働けるようになっているので、派遣に興味がある人は派遣会社に登録してみてはどうでしょうか。

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